tomo の中学1年生の理科の記事を章ごとにまとめてみました。
テスト前に参考にしてみてくださいね。
中1理科では地震について勉強してきたけど、特に厄介なのが、
地震の計算問題
だ。
地震の計算問題では、
などを求めることになるね。
たとえば、こんな感じの地震の問題だ↓
次の表はA~Dまでの4つの地点で地震の揺れを観測した計測結果です。
がわかっています。
| 観測点 | 震源からの距離 | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 |
|---|---|---|---|
| A | 24 | 7時30分01秒 | 7時30分04秒 |
| B | 48 | 7時30分04秒 | 7時30分10秒 |
| C | 64 | 7時30分06秒 | X |
| D | Y | 7時30分10秒 | 7時30分22秒 |
なお、係員の伝達ミスのためか、C地点の主要動が始まった時刻(X)、D地点の震源からの距離(Y)がわからなくなってしまったのです。
このとき、次の問いに答えてください。
この練習問題を一緒に解いていこう。
まずPとS波の速さを求める問題からだね。
結論から言うと、P波とS波の速さはそれぞれ、
で求めることができるよ。
ここで思い出して欲しいのが、
P波とS波のどちらが初期微動と主要動を引き起こす原因になってるか?
ってことだ。
ちょっと「P波とS波の違い」について復習すると、
P波という縦波が「初期微動」、
S波という横波が「主要動」を引き起こしていたんだったね??

ってことは、初期微動の開始時刻は「P波が観測点に到達した時刻」。
主要動の開始時刻は「S波が観測地点に到達した時刻」ってことになる。
ここでA・Bの2地点の初期微動・主要動の開始時刻に注目してみよう↓
| 観測点 | 震源からの距離 | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 |
|---|---|---|---|
| A | 24 | 7時30分01秒 | 7時30分04秒 |
| B | 48 | 7時30分04秒 | 7時30分10秒 |
A・B地点の初期微動が始まった時刻の差は、
(B地点の初期微動開始時刻)-(A地点の初期微動開始時刻)
= 7時30分04秒 – 7時30分01秒
= 3秒
だね。
AとBの震源からの距離の差は、
48-24= 24km
だ。
ってことは、初期微動を引きおこしたP波は3秒でA・B間の24kmを移動したことになる。
よって、P波の速さは、
(AとBの震源からの距離の差)÷(A・B間の初期微動開始時刻の差)
= 24 km ÷ 3秒
= 秒速8km
ってことになるね。
主要動を引き起こしたS波についても同じように考えてみよう。
S波の速さは、
(AとBの震源からの距離の差)÷(A・B間の主要動開始時刻の差)
= 24 km ÷ ( 7時30分10秒 – 7時30分04秒)
= 24 km ÷ 6秒
= 秒速4km
になるね。
次は地震発生時刻だね。
地震発生時刻の求め方は、
(初期微動開始時刻) – (震源からの距離)÷(P波の速さ)
で計算できちゃうよ。
なぜこの計算式で地震発生時刻が求められるのか詳しく見ていこう。
まず、「P波の速さ」と「震源からの距離」を使うと、
P波が到達するまでにかかった時間を求めることができるんだ。
ここで思い出して欲しいのが速さの公式。
道のり÷速さ
で、ある道のりの移動にかかった時間を求めることができたよね?
今回は、地震が「震源」というスタート地点から、「観測点」というゴールまでにかかった時間を算出するわけね。
ここでA地点の観測データに注目してみよう。
| 観測点 | 震源からの距離km | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 |
|---|---|---|---|
| A | 24 | 7時30分01秒 | 7時30分04秒 |
震源からの距離は24kmだから、初期微動を伝えるP波はA地点まで、
で進んだことになる。
こいつをA地点の初期微動がはじまった時刻から引いてやると、地震発生時刻が求められるよ。
(A地点の初期微動がはじまった時刻)- (P波がA地点まで到達するのにかかった時間)
= 7時30分01秒 – 3秒
= 7時29分58秒
になるね。
続いてはC地点の初期微動継続時間だ。
| 観測点 | 震源からの距離 | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 |
|---|---|---|---|
| C | 64 | 7時30分06秒 | X |
C地点の主要動の開始時刻がわからないから、まずこのXを求めないと初期微動継続時間がわからないようになってるのね。
の3ステップで計算していくよ。
まず、S波がC地点までに到達する時間を計算。
(C地点の震源からの距離)÷(S波の速さ)
= 64km ÷ 秒速4km
= 16秒
になる。
地震発生時刻が7時29分58秒だから(問2で求めたやつね)、そいつに16秒を足してやるとC地点の主要動開始時刻になる。
よって、C地点の主要動開始時刻は、
(地震発生時刻)+(S波がCに到達するまでにかかった時間)
= 7時29分58秒 + 16秒
= 7時30分14秒
だ。
あとは、「主要動開始時刻」から「初期微動開始時刻」を引けば「初期微動継続時間」が求められるから、
(C地点の主要動開始時刻)-(C地点の初期微動開始時刻)
= 7時30分14秒 – 7時30分06秒
= 8秒
になるね。
こいつがCの初期微動継続時間だ!
D地点の震源からの距離(Y)を求める問題だね。
| 観測点 | 震源からの距離 | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 |
|---|---|---|---|
| D | Y | 7時30分10秒 | 7時30分22秒 |
この震源からの距離を求める問題は、
の2ステップでオッケー。
まず、初期微動開始時刻から地震発生時刻を引いて、P波が震源からD地点まで到達するのにかかった時間を計算。
(D地点で初期微動が始まった時刻)-(地震発生時刻)
= 7時30分10秒 – 7時29分58秒
= 12秒
あとはこいつにP波の速さをかけてやれば震源からD地点までの距離が求められるから、
(P波が震源からD地点に到達するまでにかかった時間)×(P波の速さ)
=12秒 × 秒速8km
= 96 km
がD地点の震源からの距離だね。
震源からの距離と初期微動継続時間の関係をグラフに表していくよ。
まずはA〜D地点の初期微動継続時間を求めてみよう。
それぞれの地点で、
がわかってるから、それぞれの初期微動継続時間は、
(主要動の開始時刻)−(初期微動の開始時刻)
で計算できるよ。
実際に計算してみると、次の表のようになるはずだ↓
| 観測点 | 震源からの距離 | 初期微動が始まった時刻 | 主要動が始まった時刻 | 初期微動継続時間 |
|---|---|---|---|---|
| A | 24 | 7時30分01秒 | 7時30分04秒 | 3秒 |
| B | 48 | 7時30分04秒 | 7時30分10秒 | 6秒 |
| C | 64 | 7時30分06秒 | 7時30分14秒 | 8秒 |
| D | 96 | 7時30分10秒 | 7時30分22秒 | 12秒 |
この表を使って、
の関係をグラフで表してみよう。
縦軸に震源からの距離、横軸に初期微動継続時間をとって点をうってみよう。

この点たちを直線で結んでやると、こんな感じで直線になるはず。

原点を通る直線の式を「比例」といったね?
このグラフも比例。
なぜなら、原点(0,0)を通り、なおかつ初期微動継続時間が2倍になると、震源からの距離も2倍になるっていう関係性があるからね。
したがって、
初期微動継続時間は震源からの距離に比例する
って言えるね。
初期微動時間が長いほど震源からの距離も大きくなるってことだ。
以上が自身の地震の計算問題の解き方だよ。
最後に、この問題を解くときに使った公式たちをまとめたよ↓
| P波の速さ | (観測点間の距離)÷(観測点間の初期微動開始時刻の差) |
|---|---|
| S波の速さ | (観測点間の距離)÷(観測点間の主要動開始時刻の差) |
| 地震発生時刻 | (初期微動開始時刻) – (震源からの距離)÷(P波の速さ) |
| 初期微動継続時間 | (地震発生時刻)+(S波がある地点に到達するまでにかかった時間)-(初期微動開始時刻) |
| 震源からの距離 | (P波が震源からある地点に到達するまでにかかった時間)×(P波の速さ) |
地震の計算問題をマスターしたら次は「地震の種類と仕組み」を勉強してみてね。
そじゃねー
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。タンパク質、とりすぎたね。
中1理科では地震について勉強していくよね。ここまで、
を見てきたけど、今日はもう一歩踏み込んで、
P波とS波の違い
を勉強していこう。
P波とS波とは簡単に言ってしまうと、
地震が発生した時に生じる波の種類
のこと。
地震が発生したら「波」が生まれて、この「波」経由でぼくらは地震の揺れを感じることになるんだ。

そして、その地震の波には2種類あるってわけ。
それが、
ってことだ。

まずP波からみていこう。

P波のPとは「Primary(最初の)」と言う英単語の略だから、
最初に来る波
って意味があるんだ。

このP波の特徴は次の3つ。
P波は「縦波」。
縦波とは、
伝わる方向に振動する波のことだね。

ちょうどこの動画のように、バネのおもちゃを横に振動させてやると縦波が生じるわけ。
伝わる速度はむちゃくちゃ速い。

で、このP波と言うやつは当然ながら、進みながら地面を揺らしていくよ。
このP波が原因で引き起こされる揺れが「初期微動」なんだ。
初期微動とは復習すると、
地震の揺れのうち、最初に来る小さな振動のこと
だったね。

次はS波。

S波とは、
Secondary Wave(2番目に来る波)
の略で、P波の次(2番目)にやってくるからこういう名前がついているんだ。

S波の特徴は次の3つ。
進行方向と直角の方向に振動する「横波」として伝わるよ。

バネのおもちゃで横波を作るためにはバネ方向に垂直に引っ張って振動させる。
すると、このような横波が生じることになるんだ↓
S波は横波として伝わるからちょっと遅い。

進行方向とは直角に振動しているから、速度が遅くなってしまうんだ。
地震の揺れには、
の2種類あったけど、このうちS波は「主要動」を引き起こすことになる。

S波は進行方向とは直角に揺れている波のこと。
当然、観測地点も直角に揺れることになるので大きな揺れを感じやすくなるね。
P波とS波の違いは大体わかったかな??
中でも大事なのが、
P波とS波の速度の違い
だね。
この2種類の波が伝わる速度が違うから、
震源からの距離によって2つの波が到達する時間差が大きくなるんだ。
つまり、
震源から離れるほど初期微動継続時間が大きくなるってことね。

これをどういうことか
うさぎとかめ
の昔話を使って説明しよう。
うさぎはカメよりも速いから、ここではウサギをP波、カメをS波に例えよう。
たとえば、うさぎが毎秒5mの速さで走れるとして、かめは毎秒1mの速さで歩けるとしよう。

同時にスタートして10m競争したとすると、それぞれのゴールまでの時間は、
になるね。
よって、この2種類の生物のゴールの時間差は8秒になる。

今度はレースの距離を500mに伸ばしてみよう。
この時、ウサギとカメのゴールまでにかかった時間はそれぞれ、
になるから、両者のゴールの時間差は400秒ってことになる。
さっきの10m競争と比べると392秒も時間差が大きくなってるよね。

進んだ距離が長ければ長いほど、ゴール地点に到達するまでの時間差が大きくなるんだ。
これはP波とS波も同じ。
速度の違いがあるから、同時にスタートしてもある地点に到達する時間は異なるよね。
スタート地点(震源)からゴール地点(観測地点)までの距離が長いほど、P波とS波の到達時間の差が大きくなるってわけね。
つまり、
震源から遠ければ遠いほど、初期微動継続時間が長くなるのさ。
まずはP波とS波の基本をマスターしたら、次は初期微動継続時間を求める問題にチャレンジしてみてね。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。ガパオ、だね。
中学1年生の理科では「地震」について勉強していくよね。ここまで、
を見てきたけど、今日はもう1つ地震の勉強で大事なことを復習していこう。
それは、
マグニチュードと震度の違い
だ。
地震のニュースで頻繁に耳にする言葉だから、勉強しておけば地震ニュースの意味がわかって関心が持てるはずだ。
今日はこの「マグニチュードと震度の違い」をわかりやすく整理していくよ。
まずはマグニチュードだね。これは一言で言うと、
地震そのものの大きさのこと
だね。
たとえば、ある地点を震源として地震が発生したとしよう。

このとき、地震そのものの大きさがマグニュチュード。
地震そのもののパワーを表すから、どこで観測しても地震のマグニュードは一緒ってことね。
たとえば、地震のマグニチュードが7.0だっとしたら、2つの地点でどちらもマグニチュード7.0ってことになる。

地震の規模を表すマグニチュードはMと言う記号で表されるよ。
たとえば、マグニチュード9.0の大きさならば、
M9.0
と表すのね。
マグニチュードは1ちがうと、地震が持っているエネルギーは30倍になる。
マグニチュードで1ちがうと地震の規模がものすごく異なるんだ。
じゃあどうやってマグニチュードを計測しているんだろう??
地震の規模を計測するのってくそ難しそうだよね。
マグニチュードの求め方は簡単に言ってしまうと、
複数の地点にある震度計での揺れ
と
地震の波が距離とともに小さくなっていく程度
を元に算出しているんだ。
2つ目の「地震の波が距離とともに小さくなっていく程度」は地震を観測する国や地域によって異なるから、国ごとに微妙にマグニチュードの計算方法が異なるんだね。
国・地域ごとに地形とか異なるから「地震の波が距離とともに小さくなっていく程度」も変わるでしょってわけ。
次は震度だね。
こいつは、
ある観測地点における地震の揺れの程度
のこと。
地震をどこで観測するかによって変化するってことね。
たとえば、ある時刻・ある地点で地震が発生したとしよう。
震源に近いA地点ではものすごく混揺れたんだけど、震源地から遠いB地点ではそんなに揺れなかった。

このとき、A地点で観測した震度は5であったのに対して、B地点では震度は2。

こんな感じで、同じ大きさのマグニチュードの地震を観測したとしても、観測地点がどれくらい震源から離れているかによって震度は異なるんだ。
日本で使われている震度は気象庁が定めている10段階の指標だ(コチラの公式ページより)。
| 震度階級 | 人の体感・行動 | 屋内の状況 | 屋外の状況 |
|---|---|---|---|
| 0 | 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。 | - | - |
| 1 | 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。 | - | - |
| 2 | 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。 | 電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。 | - |
| 3 | 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。 | 棚にある食器類が音を立てることがある。 | 電線が少し揺れる。 |
| 4 | ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 | 電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。 | 電線が大きく揺れる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。 |
| 5弱 | 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 | 電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。 | まれに窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。道路に被害が生じることがある。 |
| 5強 | 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 | 棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。 | 窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。 |
| 6弱 | 立っていることが困難になる。 | 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。 | 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。 |
| 6強 | 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 | 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。 | 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。 |
| 7 | 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。 | 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物がさらに多くなる。補強されているブロック塀も破損するものがある。 |
一昔前まで人の肌感覚で震度というものを計測していたんだ。
けど、さすがにまずいだろってことになって1996年4月から「計測震度計」という機械を使って、震度を計算するようになったんだ。
震度の計測は、
という3つのステップで計算しているね。

以上がマグニチュードと震度の違いだったよ。
たぶん、まだまだ、マグニチュードと震度の違いにしっくりきてないかもしれない。
最後に、ドラえもんのストーリーでマグニチュードと震度の違いを覚える方法を伝授しよう。
ドラえもんの話の中でも、
ジャイアンがカラオケを歌うシーン
を想像してほしいんだ。

ジャイアンのカラオケを地震とするなら、マグニチュードはジャイアンの声の大きさそのもの。
どこでジャイアンのカラオケを聞こうが、ジャイアンの声の大きさそのものは変わらないはずだね。

次は、そのジャイアンのカラオケを聞いている人々に目を向けてみよう。
もし、のび太がジャイアンのカラオケを1mしか離れていない地点できいてしまったとしたら、のび太には相当な打撃があるかもしれない。

耳がツーンとなりそうだ。
これがのび太が観測したジャイアンのカラオケの声量、つまり地震に例えるなら震度だ。
一方、スネ夫はラジコンを見張らないといけという理由で、ジャイアンのカラオケを20m離れている地点から聞いてる。

まだまだうるさくて辛いけど、スネ夫はのび太に比べると、まだマシ。
ジャスネ夫からしたらちょっとうるさいけど耳がツーンとなってないはず。
これがスネ夫の震度だ。
また、しずかちゃんはバイオリンの練習があるという理由で、ジャイアンがカラオケを歌っている地点からは500m離れた自宅に帰ってしまった。
500m離れていると、流石にジャイアンのカラオケも聞こえなくなり、辺りには静寂が満ちているはず。

耳が痛いわけないし、ダメージも少ない。
いや、ジャイアンがどの曲を歌っているかもわからないだろうね。
これがしずかちゃんの震度。
以上がマグニチュードと震度の違いだよ。
途中、ドラえもんの話で混乱したと思うから最後にまとめておこう。
「マグニチュード」とは地震そのものの規模を表す指標(M)で、
「震度」は観測地点の揺れの程度(0~7の10階級)のことだったね。
マグニチュードと震度の違いを知っているだけでも、地震のニュースの内容が理解できたり、関心が持てたりするはず。
マグニチュードと震度の違いをマスターしたら次は「P波とS波の違い」を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。輸送、しないとね。
中1理科では「地震の基礎」について勉強していくよね。
地震の基本中の基本といっても過言ではないのが、
という3つの用語だ。
これらの違いを理解できていないと、これから先の勉強でも困るから押さえておきたい内容だね。
そこで今日は、この
初期微動・主要動・初期微動継続時間
の違いをわかりやすくまとめてみたよ。
まず、
の2つからね。こいつらは両方とも、
地震の揺れの種類のことなんだ。

ある地点で地震を観測したとすると、地震の揺れは一種類ではなく初期微動・主要動の2種類にわかれるってことね。
まずは初期微動(しょきびどう)だね。
こいつは地震の揺れのうち、
最初にやってくる小刻みな揺れのこと
をいうんだ。

地震の初期の頃にやってくる微かに動く揺れ
が初期微動ってわけね。
地震計で計測した地面の揺れを縦軸、横軸に時間をとったグラフをかいてみると、初期微動はだいたいこんな感じかな。

揺れ自体が小さいから、小さい地震の時はこの初期微動に気づかないことも多いよ。
次にやってくるのが「主要動(しゅようどう)」という地震の揺れだ。
初期微動の後にやってくる地震の揺れのことで、大きな揺れのことを言うよ。

地震の揺れの中で主要なもので結構動くやつ
が主要動ってわけ。
初期微動と同じく、地震計で地面の揺れを計測したときのグラフを描いてみると、だいたいこんな感じになるね。

初期微動と比較して圧倒的に地面の揺れが大きいのが特徴だね。
続いて、初期微動継続時間。
こいつは、
初期微動が始まってから、主要動が始まるまでの時間のこと
を言うんだ。さっきの地震計のグラフでいうと、ここの間の時間のことだね。

たとえば、初期微動が11:10から始まって、主要動が11:12分にきたとすると、初期微動継続時間はその間の2分ってことになるわけだ。

ここまで勉強してくると、
「なんで初期微動・主要動の2種類の地震の揺れがあるんだよ?!」
って突っ込みたくなるよね。
実はこれは、
地震が2種類の波として伝わって、それぞれが違った性質を持っているから
なんだ。
詳しくは「地震の波の記事」を読んで欲しいんだけど、地震が起きると、地震は波として伝わるんだ。
んで、その地震の波には、
という2種類の波がある。
簡単にいうと、P波は縦波。
揺れが小さいけど、伝わるのがむちゃくちゃ速いっていう性質があるのね。
この地震の波のうち、P波が原因となって「初期微動」という小さな揺れが発生するんだ。
2つ目の地震の波はS波。
これは横波で、P波とは逆で揺れが大きいけど、伝わるのが遅いんだ。
だから、大きい揺れの主要動は、初期微動を起こすP波より遅くやってくることになるんだ。
したがって、P波とS波の速度の違いが初期微動継続時間を生み出しているとも言えるね。
震源から距離が遠い観測値ほど、2つの波が進んだ時間の差が大きくなって、初期微動継続時も長くなるんだ。
以上が初期微動・主要動・初期微動継続時間の違いだったね。
初期微動と主要動は地震の揺れの一種のことで、初期微動が先にくる小さな揺れのことで、その後にくるでかい揺れのことを主要動っていうんだね。

ちなみに、初期微動と主要動の間の時間のことを「初期微動継続時間」というわけね。
最後に忘れないように表に整理してみたよ↓
| 初期微動 | 地震の揺れの一種。最初にやってくる小さな揺れ |
|---|---|
| 主要動 | 地震の揺れの一種。後にやってくる大きな揺れ |
| 初期微動継続時間 | 初期微動が始まってから主要動が始まるまでの時間 |
初期微動・主要動・初期微動継続時間をマスターしたら次は「マグニチュードと震度の違い」を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。チキン、茹でてみよう。
中1理科では地震について勉強していくんだけど、まず基礎の基礎で理解しておきたいのが、
震源と震央の違いだ。
震源と震央っていう理科用語は非常にややこしい。
まず、1文字しか違わないし、言葉で言われても違いが理解しにくいんだよね。
そこで今日は、
震源と震央の違いを完全図解でわかりやすく解説してみたよ。
震源と震央がごちゃ混ぜになってるときに参考にしてみて。
早速、震源と震央の違いを見ていこう。
地上のある地点で、地震を観測してしまったシチュエーションを想定しよう。

まず震源(しんげん)について。
震源とはその言葉の通り、
地震の揺れが発生した原因の大元となる場所のこと
なんだ。

地震は地下の岩盤のズレが原因で起こることが多いから、震源というと、ほとんどが地下にある岩盤の地点のことをさすね。
続いては、震央(しんおう)だね。
こいつは、
震源の真上の地上の地点のこと
だ。

震源から地上に向かってすーーと線を描いて、地上と交わっている点が「震央」だ。
ってことでまとめると、
震源と震央の違いはズバリ、
どのぐらいの規模で地震の大元を考えるかどうか?
の違いだ。
地球規模でまるっと地震の大元となった地点は「震源」。
地上にいる人々のレベルで地震の大元を考えたときに、地震の大元としてふさわしいのが、震源の真上の地点に当たる「震央」ってわけだ。
どちらも地震の原因になった地点についての用語なんだけど、どの規模で地震の大元を捉えるかによって言葉が違うわけだ。
と、ここまで震源と震央の違いを見てきたけど、最後に、
震源と震央以外にも覚えておいたほうがいい言葉たちをまとめておくね。
まず「震源の深さ」。
この言葉は地震のニュースでもよく登場する言葉だけど、端的に言うと、
震源と震央の距離
のことだ。

「震源の深さ」を見ることで、震源が地上からどれくらいの深さにあるやつなのかを知れるってわけね。
お次は「震央距離」。
これは、
震央と地震を観測した地点との距離のこと
だ。

だからこの震央距離というやつは、
どこで地震を観測するか?
によって異なってくるわけだ。

震央距離は、その観測所に近い人々が気になる情報ね。
最後に「震源距離」。
こいつは、
震源と地震を観測する地点の距離
のことだね。

これも観測所がどれくらい地震の大元から離れているかを表しているけど、今度は地球規模で考えた地震の大元「震源」までの距離ってわけね。
だから、こいつもさっきの震央距離と同じく、
どこで地震の揺れを観測するかによって、震源距離は変化するってわけね。

以上が震源と震央の違いについてだね。
うだうだ言ってきたけど、ここでは、
| 理科用語 | 意味 |
|---|---|
| 震源 | 地震が発生した地点 |
| 震央 | 震源の真上の地上の地点 |
| 震源の深さ | 震源と震央の距離 |
| 震央距離 | 震央から観測点までの距離 |
| 震源距離 | 震源から観測点までの距離 |
というそれぞれの用語の違いを図と一緒に覚えてみよう!

震源と震央の違いをマスターしたら、次は「初期微動・主要動・初期微動継続時間の違い」を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。指、鳴らしてるね。
マグマが冷えて固まってできる岩を火成岩といって、その火成岩には、
の2種類あるってこれまで勉強してきたよね。

で、それぞれの岩には具体的な岩の種類があって、火山岩には、
の3種類があったね。

火山岩の種類はテストに出やすくて覚えなきゃいけないから少々厄介。
同じ火成岩の一種の「深成岩の種類」とごっちゃ混ぜにしちゃいやすいからね。
そこで今日はテスト前に使える、
火山岩の種類の覚え方
を特別に伝授していこう。
中学理科で勉強する火山岩の種類は、
の3種類。
この火山岩の種類を覚えるための語呂はこれだ↓↓
ゲッ、ぜんぶ暗算で解きやがった!さすが母さん流だもんね!
えっ。全然火山岩の種類と結びつかないだって!???
そういう時はひらがなにしてみるとよくわかるはずだ。
ゲッ、ぜんぶ暗算で解きやがった!さすが母さん流だもんね!
げっ ぜんぶあんざんでときやがった!さすがかあさんりゅうだもんね!

そう。
御察しの通り、
| げ んぶ | 玄武岩 |
|---|---|
| あんざん | 安山岩 |
| か さん | 火山岩 |
| りゅう もん | 流紋岩 |
という風に火山岩の種類を表しているのさ。

この語呂のシチュエーションとしては、母さんに宿題の計算問題を解いてもらってる場面を想像してくれ。

一旦、解いてもらうと、
母さんはぜんぶの問題を暗算で瞬殺してしまったんだ。

すごい。はやい。
そこで、宿題の計算問題を解いてもらったきみが、
「さすが母さん流だもんね」
と満足気にうなずくってわけ。

実際には母さんに宿題を解いてもらったらダメだけど、火山岩の種類を覚えるためだったらこのシチュエーションはありだ。
火山岩の種類はテストにも何気に出やすいからよーく復習しておこう。
「そもそも火山岩と深成岩の違いを忘れちゃったよ!」
って言うときは「火山岩と深成岩の違い」でもう一度基礎を復習してみてね。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。リズム、乗ってきたね。
マグマが固まってできる火成岩には、
の2種類があるって勉強してきたよね??

んで、地表の深いところでマグマが時間をかけてゆっくり固まってできる岩たちを「深成岩」というんだけど、この深成岩には、
の3種類があるんだ。

この深成岩の種類はテストでも狙われやすいから、テスト前に種類を暗記することになるわけだ。
今日はそんなテストに出やすい深成岩の種類の覚え方を今日は伝授していくよ。
それじゃあ早速、深成岩の種類の覚え方をみていこう。
ズバリ、深成岩の種類の覚え方の語呂は、
阪神が下降気味の選手を戦力外通告した
だ。
えっ。なんで、この頃で深成岩の種類が覚えられるのかって?!?
実はこの語呂をひらがなに直してみると、深成岩の種類が隠れていることがわかるね。
阪神が下降気味の選手を戦力外通告した
(はんしんがかこうぎみのせんしゅをせんりょくがいつうこくした)

そう。
というわけだね。

比較的、この語呂はとても現実的でイメージしやすい。
みんなも知っている阪神タイガースという野球チームが、
最近不調で下降気味の選手を戦力外通告してしまったんだ。

残念なことだけれども、多分野球という弱肉強食の世界では日々起きていることだし、うん、それが勝負の世界だ。
戦力外通告されてしまった無念を感じている野球選手の姿を思い浮かべながら、深成岩の種類を覚えていこう。
深成岩の種類を覚えたら次は「火山岩の種類」を覚えていこう。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。椅子が、あるね。
中学理科の大地の変化ではいろんなことを暗記しないと攻略できないようになってる。
中でも難しいのが、
鉱物の種類の暗記
だ。
鉱物とは、
火山から出てきたもの(火山噴出物)の中で結晶になったもののこと
だったね。

中学で習う鉱物の種類は全部で、
の7種類。
名前を覚えるだけじゃなくて、
でさらに分類して覚えないといけないから超厄介なんだ。
この鉱物の種類をまとめたのが次の表になるよ↓
| 無色鉱物 | 有色鉱物 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 石英 | 長石 | 黒雲母 | 角閃石 | 輝石 | カンラン石 | 磁鉄鉱 |
とてもじゃないけど普通に生活してたんじゃ鉱物の種類が覚えられなさそうだから、
語呂を使った鉱物の覚え方
を考えてみたよ。覚えにくくてむしゃくしゃしてる時に参考にしてみてね。
まずは色が付いてない鉱物の「無色鉱物」の覚え方だ。
無色鉱物には、
の2種類があったよね。
この無色鉱物の覚え方は次のやつだ。
席8番だよ!無職の村長の席は!
(セキエイトだよ! ムショクのソンチョウノセキハ!)

次のシチュエーションを想像してみて。
ある日、とあるところに、村長のポジションを解雇された村長がいたんだ。
いわゆる、無職の村長だ。

そんな村長が村の夕食会に招かれていつもの村長の席につこうとしたんだけど、そこには現職の村長が座ってたんだよね。
だから、夕食会の支配人が無職の村長にこういうんだ。
「席8番だよ!無職の村長の席は!」
ってね。

この語呂のポイントは席の番号の8を「エイト」と英語読みすることかな。
っていう感じで鉱物の種類と、そいつらが無色鉱物であると覚えられるようになってるよ。
間違って「はちばん」と普通に読んでしまうと、石英が埋もれてしまうので要注意だ。
続いて、色がついている「有色鉱物」の覚え方だ。
有色鉱物には、
の5種類があったよね??
この有色鉱物の覚え方はコレだ↓
黒い雲出てきたから、各先生の席(かくせんせいのせき)、夕食(ゆうしょく)分取らないと!
観覧席(かんらんせき)で奇跡(キセキ)おこせるとでも?じれってえんだよ高校生(こうこうせい)!

さあ、この語呂のシチュエーションを想像するのは難しいぞ。
とある日、先生たちの夕食分の席を取ることを命じられた高校生がいたんだ。
球場の観覧席にね。

でも正直言ってめんどくさいから、
「後ででいいかな」
と、このミッションをものすごく放置していたんだ。
でも、外には黒い雲が出てきて雨降りそうで嵐になりそうで予約どころじゃなくなりそう。。。

それをみかねた先輩が、
「先生の席を夕食分取れ!」
と喝を入れたんだけど、高校生は動かない。

夕食の席が自動的に取れるという奇跡を観覧席で願ってるだけだったんだ。
その態度に周囲の大人たちがキレて、
「観覧席で奇跡おこせるとでも?じれってえんだよ高校生!」
ってまたこの高校生に喝を入れたって話ね。

この高校生にメンドくさがり屋の野球少年を当てはめてやればしっくりくるはずだ。
ゴロを覚えてやると、
って感じで、鉱物の種類の名前、さらに有色であることを覚えられるわけだ。
以上が鉱物の種類の覚え方だったね。
最後にもう一度復習しよう。
鉱物とは「火山から飛び出してきたものの中で結晶になったやつのこと」で、
の7種類もある。
しかも、色の有無で、
の2種類に分類して覚えないといけない。
無色鉱物の覚え方は、
席8番だよ!無職の村長の席は!
(セキエイトだよ! ムショクのソンチョウノセキハ!)

有色鉱物の覚え方は、
黒い雲出てきたから、各先生の席(かくせんせいのせき)、夕食(ゆうしょく)分取らないと!
観覧席(かんらんせき)で奇跡(キセキ)おこせるとでも?じれってえんだよ高校生(こうこうせい)!

だ。
テスト前にもう一度念仏を唱えてみよう。
鉱物の種類が覚えられたら次は深成岩の種類の暗記にチャレンジしてみよう!
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。ケバブ、思い出したね。
中1理科の大地の変化では、
火山の形
を勉強していくよ。
火山の形はずばり、
火山の元になる「マグマ」の粘り気によって違うんだ。

「火山・マグマとは」の記事で、
火山はマグマが冷えて固まったもの
って習ったよね?
火山の元の材料はマグマであるわけだから、マグマがどんな性質なのかによって火山の形が違ってくるのさ。
今日は、その火山の形を3つ勉強していこう。
中学理科で勉強する火山の形は全部で次の3つ。

まずは傾斜がゆるやかな火山ね。
こいつは巷では、
たて状火山
と呼ばれているよ。

火山の形が「盾を上向きに置いた時みたいな形」しているからね。

なぜこの火山の形がゆるやかで盾みたいな形をしているのかというと、
火山の元になったマグマの粘り気が弱いからなんだ。
地球の内部から吹き出したマグマの粘り気が弱かったから、地表に出たマグマたちは山盛りになりにくく、外へ外へドロドロ流れちゃったわけよ。

この「たて状火山」には次の性質があるよ。
たとえばこのたて状火山に当てはまるのは、
などなどだね。
2つ目の火山の形は円すいみたいな形をしているよ。
このタイプの火山の形を巷では「成層火山」と呼んでいるんだ。

火山の元になったマグマの粘り気は中程度。さっきのたて状火山のマグマと比べると粘り気が強いんだ。
粘り気がまあまああるマグマだから、地表に出てもそれほど外へ外へ広がらなかったわけね。

この成層火山には次の2つの性質があるよ。
たとえば、富士山や桜島なんかがこの円錐形の成層火山だね。
最後の火山の形はおわんをひっくり返したような形だ。

これを鐘状火山と呼んでいるよ。お寺の鐘をひっくり返したような形してるからだね。

御察しの通り、この火山の元になったマグマたちの粘り気は強かった、とんでもなく。
地球の内部からマグマが噴出しても、マグマはそう簡単に外へ外へ流れていかなかったのね。

だから、マグマが飛び出た位置から広がる前に固まっちゃったから、お椀のように盛り上がったような火山の形になったわけだ。
この鐘状火山は、
という特徴があるよ。
たとえば、
などがこのタイプの火山に当たるね。
以上が中学理科で習う火山の形だよ。
最後にせっかくだからもう一度復習してみよう。
火山の形は、火山の材料となった「マグマの粘り気」で決まって、

粘り気の違いごとに、
の3つの火山の形に分類できて、

それぞれの火山にはマグマの粘り気と形以外にも、
に違いがみられるんだったね。
最後に火山の形で勉強したことを表にまとめておくよ。
| マグマの粘り気 | 火山の形 | 火山の色 | 噴火の様子 | 具体例 |
|---|---|---|---|---|
| 弱 | ゆるやかな傾斜(たて状火山)
|
黒 | 弱 | 伊豆大島火山、キラウエア山 |
| 中 | 円すい形(成層火山)
|
灰 | 中 | 富士山、桜島 |
| 強 | おわん型(鐘状火山)
|
白 | 強 | 昭和新山、雲仙普賢岳 |
火山の形をマスターしたら次は火山灰に含まれる鉱物の種類を勉強していこう!
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。ブラックサンダーで復活だね。
中1理科の大地の変化という章では、
おもに火山とかマグマとか鉱物の種類
とかについて勉強していくよ。
その中でも特にややこしいのが、
という3種類の岩石の名前たちだ。
ぶっちゃけどれも3文字の名前だし、「火」がついている岩石が2つあるし、「成」っていう感じも2つの岩石についている。
テスト前になって理科の用語を暗記しようとすると混乱しちゃうよね。
そこで今日は、
火成岩・火山岩・深成岩の違い
をわかりやすくまとめてみたよ。
まず一番最初の「火成岩(かせいがん)」からみていこう。
火成岩とはズバリ、
マグマが冷えて固まった岩石のこと
だね。マグマが元になっている岩石ならどれでも火成岩というわけだ。

火成岩の覚え方としては、
火よりも熱いマグマが冷えて生成された岩石
と覚えてみよう。
んで、じつはこれから紹介する、
はこの「火成岩」の一種なんだ。

火成岩という大きなグループの中に、火山岩、深成岩という種類があるってわけね。
これは例えるなら、野菜とにんじんとキャベツの関係に似てるね。
にんじんとキャベツは、野菜っていうグループの中の1種類だよね?

にんじんは野菜だし、キャベツも野菜だ。
だけど、野菜はにんじんじゃないよね? 野菜といえばナスだってそうだし、ネギだって野菜だもん。
その関係と火成岩・火山岩・深成岩の関係は同じってこと。
続いて、火山岩(かざんがん)。
こちらは、
地表に出てきたマグマたちが固まってできた火成岩のことだ。

地表に出てきてしまったマグマたちだから、冷えて固まるための時間がすこぶる短いことが特徴だね。
火山岩の覚え方としては、
火山の地表まで出てきて急に短い時間で固まってしまった岩石
がいいかな。
続いて、火山岩のつくりをみてみよう。
火山岩を拡大してのぞいてみると、次のような感じのつくりになってるね。

火山岩の特徴としては、
があるよ。
この「形がわからない鉱物の部分」のことを「石基(せっき)」、大きな粒の鉱物のことを「斑晶(はんしょう)」というんだ。

このように、
斑晶(はんしょう)という比較的大きな粒の鉱物がちょくちょくと石基(せっき)の中に広がっている状態のつくりのことを、
斑状組織(はんじょうそしき)
というよ。

ってことで、火山岩のつくりは斑状組織(はんじょうそしき)ってことは頭の片隅においておこう。
火山岩このこのつくりになるには理由がある。
それは、
マグマの冷え方が急で短時間だからだよ。冷え方が急すぎてマグマに含まれる鉱物が結晶になりにくいわけ。
中学理科でよく出てくる火山岩の種類は次の3つ。
この火山岩の種類の覚え方を考えてみたから参考にしてみてね。
続いては、深成岩(しんせいがん)だ。
深成岩とは、
マグマが地表に出ずに地下にいたまま長い時間をかけて固まった岩石のこと
だね。

地下の深くで固まったあと、火山が水の流れで削られたり、大地の運動で大地が上昇したりすると地表に出てくるのさ。
深成岩の意味の覚え方としては、
地下の深くで固まって生成されて、山が削られると地表に現れる岩石
だね。
うまく状況をイメージできたかな??
ってことで引き続き、火山岩と同様に深成岩のつくりもみていこう。
深成岩を拡大してみてみると、次のようなつくりになってるはずだ。

深成岩のつくりの特徴としては、
同じぐらいの大きさの鉱物の粒が集まってる
ってこと。鉱物の大きさがまばらだった火山岩とは違うつくりだね。
この深成岩のように、
等しい大きさの粒が集まってできた状態のつくりのことを、
等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)
というんだ。

なぜ、深成岩がこのようなつくりになるかというと、
マグマがゆっくり冷えて岩石になるから、マグマに含まれる鉱物が結晶になりやすいんだ。だから大きい粒の鉱物がわんさか混じってるわけ。
中学理科で勉強する深成岩の種類は次の3つ。
深成岩の種類を覚えるのは大変だから次の「深成岩の種類の覚え方」を参考にしてみてね。
以上が火成岩・火山岩・深成岩の違いだったね。
せっかくだから最後にもう一度復習しておこう。
火成岩は「マグマが冷えて固まってできた岩石のこと」で、

火山岩と深成岩はそのうちの一種。

火山岩は「地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石のこと」で、

深成岩は「地下の深いところでマグマが固まってできた岩石で、火山が削れたり、大地が上昇すると姿を表すんだったね。

火成岩・火山岩・深成岩の違いを表にまとめてみたよ↓
| 火成岩 | ||
|---|---|---|
| 火山岩 | 深成岩 | |
| 概要 | 地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石 | 地下の深いところでマグマが固まってできた岩石 |
| つくり | 斑状組織 | 等粒状組織 |
| 冷えるまでの時間 | 短い | 長い |
| 種類 | 玄武岩 安山岩 流紋岩 | はんれい岩 閃緑岩 花こう岩 |
火成岩・火山岩・深成岩の種類が整理できたら次は「火山の形」もマスターしていこう!
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。トイレ、空いてたね。
中学1年生の理科もいよいよ大詰め。今日から「大地の変化」という単元を勉強していくよ。
山とか石とか岩とかについて習うんだけど、その基礎の基礎として、
というキーワードがものすごく重要になってくる。
今日は、この3つの言葉の意味をさらっと押さえちゃおうね。
まずマグマだ。
マグマとは、
地球内部の熱によって地下の岩とかが溶けたものなんだ。

地球の内部に行ったことないからわからないかもしれないけど、ものすごく熱いらしい。その地球の中心温度はだいたい、
約6,000℃
らしいんだ。

だから、地球の内部の中心に近い岩石たちは熱すぎてもはや固体ではいられず、ドロドロの液体になっちゃってるわけ。

この岩石がドロドロに溶けちゃったものを「マグマ」っていうわけね。

この地球の内部の岩石がドロドロに溶けたマグマたち。
正直行って、行き場はない。
時間が経つにつれて、自分たち以外のマグマたちがどんどん増えて来て、自分の居場所がなくなっていっちゃうね。

ついに、マグマの居場所がなさすぎて耐えきれなくるなると、今度は地球の地表を目指してせり上がってくるようになるよ。

最終的に地表付近の岩石を吹っ飛ばして、地表に水蒸気やマグマ、火山灰などいろんなものを地球の中から外に出すことになる。
この現象を「噴火」というわけね。

噴火すると、地球内部にたまっていたマグマが地表に吹き出してくる。

地球内部から出たマグマが地表にどんどん飛び出して来て、ちょっと山みたいに盛り上がるよね?

このマグマの山が冷えて固まったものを「火山」というんだ。

以上がマグマ・噴火・火山の基礎だったね。
最後に復習しておこう。
地球内部が熱すぎるから、中の岩石が溶けてドロドロになったものを「マグマ」といい、

マグマが地球内部から耐えきれず地表に吹き出しちゃうことを「噴火」、

地表に出たマグマたちが固まってできてたものを「火山」というんだったね。

これらのマグマの基礎をおさえたら、次は「火山岩・火成岩・深成岩の違い」を勉強してみよう。
そんじゃねー
Ken