火山の形にはどんな種類があるの??
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。ケバブ、思い出したね。
中1理科の大地の変化では、
火山の形
を勉強していくよ。
火山の形はずばり、
火山の元になる「マグマ」の粘り気によって違うんだ。
「火山・マグマとは」の記事で、
火山はマグマが冷えて固まったもの
って習ったよね?
火山の元の材料はマグマであるわけだから、マグマがどんな性質なのかによって火山の形が違ってくるのさ。
今日は、その火山の形を3つ勉強していこう。
中学理科で勉強する3つの火山の形
中学理科で勉強する火山の形は全部で次の3つ。
- 傾斜がゆるやか(たて状火山)
- 円錐の形してる(成層火山)
- お椀を裏返した形してる(鐘状火山)
傾斜がゆるやか(たて状火山)
まずは傾斜がゆるやかな火山ね。
こいつは巷では、
たて状火山
と呼ばれているよ。
火山の形が「盾を上向きに置いた時みたいな形」しているからね。
なぜこの火山の形がゆるやかで盾みたいな形をしているのかというと、
火山の元になったマグマの粘り気が弱いからなんだ。
地球の内部から吹き出したマグマの粘り気が弱かったから、地表に出たマグマたちは山盛りになりにくく、外へ外へドロドロ流れちゃったわけよ。
この「たて状火山」には次の性質があるよ。
- 噴火はおだやかで激しくない
- 火山の色は黒
たとえばこのたて状火山に当てはまるのは、
- キラウエア山(ハワイ)
- 伊豆大島火山
などなどだね。
円すいみたいな形の火山(成層火山)
2つ目の火山の形は円すいみたいな形をしているよ。
このタイプの火山の形を巷では「成層火山」と呼んでいるんだ。
火山の元になったマグマの粘り気は中程度。さっきのたて状火山のマグマと比べると粘り気が強いんだ。
粘り気がまあまああるマグマだから、地表に出てもそれほど外へ外へ広がらなかったわけね。
この成層火山には次の2つの性質があるよ。
- 色は灰色
- 噴火の激しさはまあまあ
たとえば、富士山や桜島なんかがこの円錐形の成層火山だね。
おわんをひっくり返した形(鐘状火山)
最後の火山の形はおわんをひっくり返したような形だ。
これを鐘状火山と呼んでいるよ。お寺の鐘をひっくり返したような形してるからだね。
御察しの通り、この火山の元になったマグマたちの粘り気は強かった、とんでもなく。
地球の内部からマグマが噴出しても、マグマはそう簡単に外へ外へ流れていかなかったのね。
だから、マグマが飛び出た位置から広がる前に固まっちゃったから、お椀のように盛り上がったような火山の形になったわけだ。
この鐘状火山は、
- 色は白
- 噴火は激しい
という特徴があるよ。
たとえば、
- 昭和新山
- 雲仙普賢岳
などがこのタイプの火山に当たるね。
まとめ:火山の形は材料となったマグマの粘り気による!
以上が中学理科で習う火山の形だよ。
最後にせっかくだからもう一度復習してみよう。
火山の形は、火山の材料となった「マグマの粘り気」で決まって、
粘り気の違いごとに、
- ゆるやかな傾斜
- 円すい形
- おわん型
の3つの火山の形に分類できて、
それぞれの火山にはマグマの粘り気と形以外にも、
- 色
- 噴火の様子
に違いがみられるんだったね。
最後に火山の形で勉強したことを表にまとめておくよ。
マグマの粘り気 | 火山の形 | 火山の色 | 噴火の様子 | 具体例 |
---|---|---|---|---|
弱 | ゆるやかな傾斜(たて状火山) | 黒 | 弱 | 伊豆大島火山、キラウエア山 |
中 | 円すい形(成層火山) | 灰 | 中 | 富士山、桜島 |
強 | おわん型(鐘状火山) | 白 | 強 | 昭和新山、雲仙普賢岳 |
火山の形をマスターしたら次は火山灰に含まれる鉱物の種類を勉強していこう!
そんじゃねー
Ken