【中学理科】3分でわかる!火成岩・火山岩・深成岩の違い

火成岩・火山岩・深成岩の違いってなんなの!?ややこしい!

こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。ブラックサンダーで復活だね。

 

中1理科の大地の変化という章では、

おもに火山とかマグマとか鉱物の種類

とかについて勉強していくよ。

 

その中でも特にややこしいのが、

  • 火成岩
  • 火山岩
  • 深成岩

という3種類の岩石の名前たちだ。

ぶっちゃけどれも3文字の名前だし、「火」がついている岩石が2つあるし、「成」っていう感じも2つの岩石についている。

テスト前になって理科の用語を暗記しようとすると混乱しちゃうよね。

 

そこで今日は、

火成岩・火山岩・深成岩の違い

をわかりやすくまとめてみたよ。

 

 

火成岩とは??

まず一番最初の「火成岩(かせいがん)」からみていこう。

火成岩とはズバリ、

マグマが冷えて固まった岩石のこと

だね。マグマが元になっている岩石ならどれでも火成岩というわけだ。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火成岩の覚え方としては、

よりも熱いマグマが冷えて生された

と覚えてみよう。

 

んで、じつはこれから紹介する、

  • 火山岩
  • 深成岩

はこの「火成岩」の一種なんだ。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火成岩という大きなグループの中に、火山岩、深成岩という種類があるってわけね。

 

これは例えるなら、野菜とにんじんとキャベツの関係に似てるね。

にんじんとキャベツは、野菜っていうグループの中の1種類だよね?

火成岩・火山岩・深成岩 違い

にんじんは野菜だし、キャベツも野菜だ。

 

だけど、野菜はにんじんじゃないよね? 野菜といえばナスだってそうだし、ネギだって野菜だもん。

その関係と火成岩・火山岩・深成岩の関係は同じってこと。

 

 

火山岩とは??

続いて、火山岩(かざんがん)。

こちらは、

地表に出てきたマグマたちが固まってできた火成岩のことだ。

 

 

地表に出てきてしまったマグマたちだから、冷えて固まるための時間がすこぶる短いことが特徴だね。

 

火山岩の覚え方

火山岩の覚え方としては、

火山の地表まで出てきて急に短い時間で固まってしまった

がいいかな。

 

火山岩のつくり

続いて、火山岩のつくりをみてみよう。

火山岩を拡大してのぞいてみると、次のような感じのつくりになってるね。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火山岩の特徴としては、

  • 形がわからない鉱物の部分がほとんど
  • 形がわかる大きな鉱物がたまにある

があるよ。

この「形がわからない鉱物の部分」のことを「石基(せっき)」、大きな粒の鉱物のことを「斑晶(はんしょう)」というんだ。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

このように、

晶(はんしょう)という比較的大きな粒の鉱物がちょくちょくと石基(せっき)の中に広がっている態のつくりのことを、

斑状組織(はんじょうそしき)

というよ。

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

ってことで、火山岩のつくりは斑状組織(はんじょうそしき)ってことは頭の片隅においておこう。

 

火山岩このこのつくりになるには理由がある。

それは、

マグマの冷え方が急で短時間だからだよ。冷え方が急すぎてマグマに含まれる鉱物が結晶になりにくいわけ。

 

火山岩の種類は?

中学理科でよく出てくる火山岩の種類は次の3つ。

  1. 玄武岩(げんぶがん)
  2. 安山岩(あんざんがん)
  3. 流紋岩(りゅうもんがん)

この火山岩の種類の覚え方を考えてみたから参考にしてみてね。

 

深成岩とは??

続いては、深成岩(しんせいがん)だ。

深成岩とは、

マグマが地表に出ずに地下にいたまま長い時間をかけて固まった岩石のこと

だね。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

地下の深くで固まったあと、火山が水の流れで削られたり、大地の運動で大地が上昇したりすると地表に出てくるのさ。

 

深成岩の覚え方

深成岩の意味の覚え方としては、

地下のくで固まって生されて、山が削られると地表に現れる

だね。

うまく状況をイメージできたかな??

 

深成岩のつくり

ってことで引き続き、火山岩と同様に深成岩のつくりもみていこう。

深成岩を拡大してみてみると、次のようなつくりになってるはずだ。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

深成岩のつくりの特徴としては、

同じぐらいの大きさの鉱物の粒が集まってる

ってこと。鉱物の大きさがまばらだった火山岩とは違うつくりだね。

 

この深成岩のように、

しい大きさのが集まってできた態のつくりのことを、

等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)

というんだ。

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

なぜ、深成岩がこのようなつくりになるかというと、

マグマがゆっくり冷えて岩石になるから、マグマに含まれる鉱物が結晶になりやすいんだ。だから大きい粒の鉱物がわんさか混じってるわけ。

 

深成岩の種類

中学理科で勉強する深成岩の種類は次の3つ。

  1. はんれい岩
  2. 閃緑岩(せんりょくがん)
  3. 花こう岩

深成岩の種類を覚えるのは大変だから次の「深成岩の種類の覚え方」を参考にしてみてね。

 

 

火成岩・火山岩・深成岩は基本をおさえれば整理しやすい!

以上が火成岩・火山岩・深成岩の違いだったね。

せっかくだから最後にもう一度復習しておこう。

 

火成岩は「マグマが冷えて固まってできた岩石のこと」で、

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火山岩と深成岩はそのうちの一種。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火山岩は「地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石のこと」で、

 

 

深成岩は「地下の深いところでマグマが固まってできた岩石で、火山が削れたり、大地が上昇すると姿を表すんだったね。

 

火成岩・火山岩・深成岩 違い

 

火成岩・火山岩・深成岩の違いを表にまとめてみたよ↓

火成岩
火山岩 深成岩
概要 地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石 地下の深いところでマグマが固まってできた岩石
つくり 斑状組織 等粒状組織
冷えるまでの時間 短い 長い
種類      玄武岩  安山岩 流紋岩     はんれい岩     閃緑岩  花こう岩

 

火成岩・火山岩・深成岩の種類が整理できたら次は「火山の形」もマスターしていこう!

 

そんじゃねー

Ken