初期微動・主要動・初期微動継続時間の違いがわからん!
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。輸送、しないとね。
中1理科では「地震の基礎」について勉強していくよね。
地震の基本中の基本といっても過言ではないのが、
- 初期微動
- 主要動
- 初期微動継続時間
という3つの用語だ。
これらの違いを理解できていないと、これから先の勉強でも困るから押さえておきたい内容だね。
そこで今日は、この
初期微動・主要動・初期微動継続時間
の違いをわかりやすくまとめてみたよ。
初期微動・主要動・初期微動継続時間の違い
まず、
- 初期微動
- 主要動
の2つからね。こいつらは両方とも、
地震の揺れの種類のことなんだ。
ある地点で地震を観測したとすると、地震の揺れは一種類ではなく初期微動・主要動の2種類にわかれるってことね。
初期微動
まずは初期微動(しょきびどう)だね。
こいつは地震の揺れのうち、
最初にやってくる小刻みな揺れのこと
をいうんだ。
地震の初期の頃にやってくる微かに動く揺れ
が初期微動ってわけね。
地震計で計測した地面の揺れを縦軸、横軸に時間をとったグラフをかいてみると、初期微動はだいたいこんな感じかな。
揺れ自体が小さいから、小さい地震の時はこの初期微動に気づかないことも多いよ。
主要動
次にやってくるのが「主要動(しゅようどう)」という地震の揺れだ。
初期微動の後にやってくる地震の揺れのことで、大きな揺れのことを言うよ。
地震の揺れの中で主要なもので結構動くやつ
が主要動ってわけ。
初期微動と同じく、地震計で地面の揺れを計測したときのグラフを描いてみると、だいたいこんな感じになるね。
初期微動と比較して圧倒的に地面の揺れが大きいのが特徴だね。
初期微動継続時間
続いて、初期微動継続時間。
こいつは、
初期微動が始まってから、主要動が始まるまでの時間のこと
を言うんだ。さっきの地震計のグラフでいうと、ここの間の時間のことだね。
たとえば、初期微動が11:10から始まって、主要動が11:12分にきたとすると、初期微動継続時間はその間の2分ってことになるわけだ。
なぜ初期微動・主要動という2種類の揺れが来るのか?
ここまで勉強してくると、
「なんで初期微動・主要動の2種類の地震の揺れがあるんだよ?!」
って突っ込みたくなるよね。
実はこれは、
地震が2種類の波として伝わって、それぞれが違った性質を持っているから
なんだ。
詳しくは「地震の波の記事」を読んで欲しいんだけど、地震が起きると、地震は波として伝わるんだ。
んで、その地震の波には、
- P波
- S波
という2種類の波がある。
簡単にいうと、P波は縦波。
揺れが小さいけど、伝わるのがむちゃくちゃ速いっていう性質があるのね。
この地震の波のうち、P波が原因となって「初期微動」という小さな揺れが発生するんだ。
2つ目の地震の波はS波。
これは横波で、P波とは逆で揺れが大きいけど、伝わるのが遅いんだ。
だから、大きい揺れの主要動は、初期微動を起こすP波より遅くやってくることになるんだ。
したがって、P波とS波の速度の違いが初期微動継続時間を生み出しているとも言えるね。
震源から距離が遠い観測値ほど、2つの波が進んだ時間の差が大きくなって、初期微動継続時も長くなるんだ。
まとめ:地震の揺れは「初期微動」と「主要動」の2種類!
以上が初期微動・主要動・初期微動継続時間の違いだったね。
初期微動と主要動は地震の揺れの一種のことで、初期微動が先にくる小さな揺れのことで、その後にくるでかい揺れのことを主要動っていうんだね。
ちなみに、初期微動と主要動の間の時間のことを「初期微動継続時間」というわけね。
最後に忘れないように表に整理してみたよ↓
初期微動 | 地震の揺れの一種。最初にやってくる小さな揺れ |
---|---|
主要動 | 地震の揺れの一種。後にやってくる大きな揺れ |
初期微動継続時間 | 初期微動が始まってから主要動が始まるまでの時間 |
初期微動・主要動・初期微動継続時間をマスターしたら次は「マグニチュードと震度の違い」を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken