こんにちは!この記事を書いているKenだよ。エナジー飲料、一杯目だね。
中学理科の地層の勉強もいよいよ終盤。今日は、
柱状図(ちゅうじょうず)
というものを勉強していこう。
柱状図とは、
ある地点の地層のようすを柱っぽくあらわした模式図
のことだね。
ある地層の主な成分と地表からの深さが柱の図で一発でわかるんだ↓

たとえば、調査の結果、近所の丘で次のような地層を発見したとしよう。

こいつを柱状図で模式的にあらわしてやると、
こんな感じになるわけね。

地表からの深さと地層の成分が書いてあればおっけーだ。

じゃあ、この柱状図を使うとどんなことがわかるんだろうね??
柱状図ビギナーならば次の5つのポイントを押さえておけばいいね。
柱状図を使えば、地層の中に含まれる層の新しさ・古さがわかるんだ。
ポイントとしては、
柱状図の一番上が新しい層で、
一番下のやつが古い層になってるよ。

たとえば、次のような柱状図があったとしよう。

この地層の中で新しい層、古い層を判断したいとき柱状図なら一発。
柱状図の上にある層ほど新しく、下にある層ほど古いから、
一番新しいのは「泥」の層、一番古いのは「れき」の層ってわかるわけね。
複数の地層の柱状図を使うと、
地層がつながってるのかどうか?
がわかるよ。
見方としては、
火山灰の層を見つけて、その上下の層の種類が同じだったらつながってると推測できるんだ。
たとえば、2つの地層の柱状図が次のようなものだったとしよう。

このとき、まずは火山灰の層に注目。

うん。2つの柱状図とも火山灰の層あるな。
で、その火山灰の隣にある上下の層もみてみる。

うん、2つの地層とも火山灰の上下になるのは「泥の層」と「れきの層」だね。
ってことは、この2つの地層はつながってるはず!
なぜなら、火山灰は広範囲に降り積もるから、この2つの地層とも同じ層である可能性が高い。
なおかつ、その火山灰の前後にある層が同じだから、さらに地層がつながっている確証が強くなるわけね。
柱状図を使えば、地層が傾いているかどうかもわかっちゃうね。
地層の標高をあわせて、同じ種類の層がどの位置にあるかをチェックしてやればいいんだ。
たとえば、次の2つの柱状図A・Bがあったとしよう。

それぞれ、Aは標高200m、Bは標高100mの地点の柱状図らしい。
まず、柱状図の一番上をその標高に合わせてみる。

地層が傾いていなければ同じ標高の成分と位置が一致するはずなんだけど、ちょっとずれているよね??
このずれがわかるように2つの柱状図で同じ成分がある層へ向けて線を引いてやると、地層の傾きがわかるね。

この柱状図の例だと、AからBの方向へ下へ地層が傾いているってわけだ。
おそらく、地面が隆起したり沈降したりして地層が傾いてしまったんだろうね。
柱状図を使えば発見できなかった層の成分まで推測できちゃうね。
複数の地層がつながってることがわかったら、層が出現する順番は一緒
ってことを使ってやればいいね。
たとえば、さっきのポイント2を使って柱状図がつながってることがわかったとしよう。

このとき、Bの一番下の層のさらに下の見えない層を推測してみよう。
Aの柱状図をみてみると、れきの層の下には泥の層がきているね。
2つの地層はつながってるから、AとBの地層の出現する層の順番は同じ。
ゆえに、
Bの層の一番下の「砂の層」の下の層も「れきの層」と判断できるわけだ。

柱状図から地層が堆積した当時の環境を推測できるよ。
たとえば、ある層が堆積した当時の環境を推測したいとしよう。

この層はれきの層だから、泥や砂に比べると大きな粒の岩石の破片が降り積もってできた層だ。
砂や泥よりも重いから、水で遠くまで運ばれず、海岸に近いところに堆積しているはずだ。
もっと軽い粒子たちは海岸から離れた沖の方に堆積するからね。
ってことで、この層が堆積した当時は海岸近くにあったことが推測できるのさ。

柱状図を使えば堆積した当時の環境だけでなく、年代も推測できちゃうよ。
柱状図のある層から化石が発見されたとすると、その化石から堆積した年代がわかるんだ。
たとえば、柱状図のとある層からトリケラトプスの化石が発見されたとしよう。

このことから、この層が降り積もった年代はトリケラトプスが生きていた時代、つまり白亜紀であると推測できるわけね。

ちなみに、このトリケラトプスの化石みたいに、地層の年代がわかる化石を「示準化石」といったね。
以上が中学理科で勉強する柱状図の見方だったよ。
ポイントをおさえていれば、中学理科のテストで出題されやすい柱状図の問題も解けるようになるはず。
問題をたくさん解いてテストに備えておこう。
「そもそも地層がよくわからない。。」
という君は「地層のでき方」を復習してみよう。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。波で集中してるね。
大地が揺れまくる現象、地震。
地震には大きくわけて2種類存在するって知ってたかな??
ぼくらにとってはただの揺れでしかないけど、地震が起きる仕組みによって次の2種類にわけられるんだ↓
今日はこの地震の種類と仕組みを詳しく見ていこう。
=目次=
まず、
地震が起きてしまう原因
を暴いていこう。
じつは地震を引き起こしているのは次の2つ。

まずプレートだね。

プレートといっても、給食でお皿を載せるやつじゃない。
ここでいうプレートとは、
地球の表面を覆っている厚みのある岩盤のことで、日本周辺には、
の4つのプレートがうごめいていることで知られているよ。

こいつらはただ地球の表面を覆っている岩盤なんかじゃない。
それぞれ一定の方向に動いていて、地球の内部に沈んだり、地球の内部から出てきたりして、常に動いているんだよ。

で、このプレートという岩盤が動いて、プレート同士の境界で沈んだり、地球の内部から出てきたりしているよね?
だから、当然、
プレートは無事では済むわけがない。
あちこちから力がかかってくると、当然、その力に耐えきれなくて壊れちゃう部分が出てくるのさ。

このように、プレートの動きに耐えられなくて壊れてしまった部分を「断層」と呼ぶんだ。

こいつが原因となる地震もあるわけだ。

ここまでで地震の原因となっている犯人が見えてきたね。
お次はこれらが原因となって発生する地震の種類を見ていこう。
プレート境界部でプレートの動きが原因で引き起こされる地震を「海溝型地震」というよ。
複数のプレートが集まっている境界部では、一方のプレートに、ほかのプレートが沈み込んだりしているんだ。
で、プレートが沈み込むと、当然、沈み込まれたプレートもちょっと巻き込まれて一緒に沈んじまう。

この沈み込まれたプレートは最後まで沈みきれないから、あるところで元の位置に戻ろうとする力が働いて元に戻るんだ。
つるん、とね。

このプレートが元に戻った動きにより、プレート上には揺れが生じることになる。
これが海溝型地震という種類だね。
4つのプレートの境界が集まっている日本ではこの種類の地震が起きやすいわけだ。
しかも、プレートの境界は海の下にあるから、海底で地震が起きて津波になってしまうこともあるのね。
続いて「内陸型地震」というやつだ。
巷では「直下型地震」と呼ばれることもあるね。
こいつは、
断層がずれることで引き起こされる地震だ。
プレートの動きで生じてしまった岩盤の亀裂が断層だったね?

この断層は一度生じてしまうと、修復は不可能。
岩盤に切れ目が入った状態で生きていくしかないんだ。
プレートはそれでも動き続けるから、断層ができた時と同じく、岩盤にプレートによって大きな力が働く。
そして、この断層がまたずれてしまうときがあるんだ。
するっとね。

このように、一度生じてしまった断層がまたずれてしまうことで生じる地震を「内陸型地震」と呼んでいるんだ。
ちなみに、このように再びずれる可能性がある断層を「活断層」と呼んでいるよ。
活断層は日本に結構あるみたいで、産業技術総合研究所が出している「活断層マップ」で確認できちゃうね。
以上が地震の種類と仕組みだったね。
忘れないように最後にもう一度復習しておこう。
地震を引き起こす原因は主に、
の2つがある。

プレートがうごめく境界で、プレートが沈み込みすぎて耐えきれなくなったプレートが反発して地盤が揺れる地震を「海溝型地震」、

断層がプレートの動きでずれて起きてしまう地震を「内陸型地震」とよぶんだったね。

テスト前によーく復習しておこう。
地震の種類をマスターしたら次は「堆積岩」について勉強してみてね。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。ブラックサンダーで復活だね。
中1理科の大地の変化という章では、
おもに火山とかマグマとか鉱物の種類
とかについて勉強していくよ。
その中でも特にややこしいのが、
という3種類の岩石の名前たちだ。
ぶっちゃけどれも3文字の名前だし、「火」がついている岩石が2つあるし、「成」っていう感じも2つの岩石についている。
テスト前になって理科の用語を暗記しようとすると混乱しちゃうよね。
そこで今日は、
火成岩・火山岩・深成岩の違い
をわかりやすくまとめてみたよ。
まず一番最初の「火成岩(かせいがん)」からみていこう。
火成岩とはズバリ、
マグマが冷えて固まった岩石のこと
だね。マグマが元になっている岩石ならどれでも火成岩というわけだ。

火成岩の覚え方としては、
火よりも熱いマグマが冷えて生成された岩石
と覚えてみよう。
んで、じつはこれから紹介する、
はこの「火成岩」の一種なんだ。

火成岩という大きなグループの中に、火山岩、深成岩という種類があるってわけね。
これは例えるなら、野菜とにんじんとキャベツの関係に似てるね。
にんじんとキャベツは、野菜っていうグループの中の1種類だよね?

にんじんは野菜だし、キャベツも野菜だ。
だけど、野菜はにんじんじゃないよね? 野菜といえばナスだってそうだし、ネギだって野菜だもん。
その関係と火成岩・火山岩・深成岩の関係は同じってこと。
続いて、火山岩(かざんがん)。
こちらは、
地表に出てきたマグマたちが固まってできた火成岩のことだ。

地表に出てきてしまったマグマたちだから、冷えて固まるための時間がすこぶる短いことが特徴だね。
火山岩の覚え方としては、
火山の地表まで出てきて急に短い時間で固まってしまった岩石
がいいかな。
続いて、火山岩のつくりをみてみよう。
火山岩を拡大してのぞいてみると、次のような感じのつくりになってるね。

火山岩の特徴としては、
があるよ。
この「形がわからない鉱物の部分」のことを「石基(せっき)」、大きな粒の鉱物のことを「斑晶(はんしょう)」というんだ。

このように、
斑晶(はんしょう)という比較的大きな粒の鉱物がちょくちょくと石基(せっき)の中に広がっている状態のつくりのことを、
斑状組織(はんじょうそしき)
というよ。

ってことで、火山岩のつくりは斑状組織(はんじょうそしき)ってことは頭の片隅においておこう。
火山岩このこのつくりになるには理由がある。
それは、
マグマの冷え方が急で短時間だからだよ。冷え方が急すぎてマグマに含まれる鉱物が結晶になりにくいわけ。
中学理科でよく出てくる火山岩の種類は次の3つ。
この火山岩の種類の覚え方を考えてみたから参考にしてみてね。
続いては、深成岩(しんせいがん)だ。
深成岩とは、
マグマが地表に出ずに地下にいたまま長い時間をかけて固まった岩石のこと
だね。

地下の深くで固まったあと、火山が水の流れで削られたり、大地の運動で大地が上昇したりすると地表に出てくるのさ。
深成岩の意味の覚え方としては、
地下の深くで固まって生成されて、山が削られると地表に現れる岩石
だね。
うまく状況をイメージできたかな??
ってことで引き続き、火山岩と同様に深成岩のつくりもみていこう。
深成岩を拡大してみてみると、次のようなつくりになってるはずだ。

深成岩のつくりの特徴としては、
同じぐらいの大きさの鉱物の粒が集まってる
ってこと。鉱物の大きさがまばらだった火山岩とは違うつくりだね。
この深成岩のように、
等しい大きさの粒が集まってできた状態のつくりのことを、
等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)
というんだ。

なぜ、深成岩がこのようなつくりになるかというと、
マグマがゆっくり冷えて岩石になるから、マグマに含まれる鉱物が結晶になりやすいんだ。だから大きい粒の鉱物がわんさか混じってるわけ。
中学理科で勉強する深成岩の種類は次の3つ。
深成岩の種類を覚えるのは大変だから次の「深成岩の種類の覚え方」を参考にしてみてね。
以上が火成岩・火山岩・深成岩の違いだったね。
せっかくだから最後にもう一度復習しておこう。
火成岩は「マグマが冷えて固まってできた岩石のこと」で、

火山岩と深成岩はそのうちの一種。

火山岩は「地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石のこと」で、

深成岩は「地下の深いところでマグマが固まってできた岩石で、火山が削れたり、大地が上昇すると姿を表すんだったね。

火成岩・火山岩・深成岩の違いを表にまとめてみたよ↓
| 火成岩 | ||
|---|---|---|
| 火山岩 | 深成岩 | |
| 概要 | 地表に出てきたマグマが急激に冷えた固まってできた岩石 | 地下の深いところでマグマが固まってできた岩石 |
| つくり | 斑状組織 | 等粒状組織 |
| 冷えるまでの時間 | 短い | 長い |
| 種類 | 玄武岩 安山岩 流紋岩 | はんれい岩 閃緑岩 花こう岩 |
火成岩・火山岩・深成岩の種類が整理できたら次は「火山の形」もマスターしていこう!
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。トイレ、空いてたね。
中学1年生の理科もいよいよ大詰め。今日から「大地の変化」という単元を勉強していくよ。
山とか石とか岩とかについて習うんだけど、その基礎の基礎として、
というキーワードがものすごく重要になってくる。
今日は、この3つの言葉の意味をさらっと押さえちゃおうね。
まずマグマだ。
マグマとは、
地球内部の熱によって地下の岩とかが溶けたものなんだ。

地球の内部に行ったことないからわからないかもしれないけど、ものすごく熱いらしい。その地球の中心温度はだいたい、
約6,000℃
らしいんだ。

だから、地球の内部の中心に近い岩石たちは熱すぎてもはや固体ではいられず、ドロドロの液体になっちゃってるわけ。

この岩石がドロドロに溶けちゃったものを「マグマ」っていうわけね。

この地球の内部の岩石がドロドロに溶けたマグマたち。
正直行って、行き場はない。
時間が経つにつれて、自分たち以外のマグマたちがどんどん増えて来て、自分の居場所がなくなっていっちゃうね。

ついに、マグマの居場所がなさすぎて耐えきれなくるなると、今度は地球の地表を目指してせり上がってくるようになるよ。

最終的に地表付近の岩石を吹っ飛ばして、地表に水蒸気やマグマ、火山灰などいろんなものを地球の中から外に出すことになる。
この現象を「噴火」というわけね。

噴火すると、地球内部にたまっていたマグマが地表に吹き出してくる。

地球内部から出たマグマが地表にどんどん飛び出して来て、ちょっと山みたいに盛り上がるよね?

このマグマの山が冷えて固まったものを「火山」というんだ。

以上がマグマ・噴火・火山の基礎だったね。
最後に復習しておこう。
地球内部が熱すぎるから、中の岩石が溶けてドロドロになったものを「マグマ」といい、

マグマが地球内部から耐えきれず地表に吹き出しちゃうことを「噴火」、

地表に出たマグマたちが固まってできてたものを「火山」というんだったね。

これらのマグマの基礎をおさえたら、次は「火山岩・火成岩・深成岩の違い」を勉強してみよう。
そんじゃねー
Ken