3分でわかる!熱量の求め方がわかる計算公式【中学理科】

熱量の求め方を教えてほしい!

中学2年生の電気ではいろんな公式でできて大変!

ここまで

を勉強してきたけど、もう一つ勉強しなきゃいけないのが

熱量を求める計算公式

だ。

 

電気の分野でいう「熱量」とは、

電流を流したときに発生する熱量のこと。

単位はジュール [J]を使っていくよ。

で、この熱量の計算公式は次の式で表せるんだ。

熱量 = 電力×時間

だね。

熱量 求め方 公式

 

熱量をJ、電力をW、電流が流れた時間をsとすると、

J=Ws

になる。

それもそのはず。

「電力」は1秒あたりに生じる電気エネルギーのことだったね?

この電力に「電流が流れた秒数」をかけてやれば、「電気エネルギーの大きさ」を計算できるわけだ。

 

例えば、1000ワットの電熱線に5秒電流を流したときに生じる熱量を考えてみよう。

さっきの公式を使えば、

熱量=電力×時間= 1000 × 5

= 5000 [J]

という感じで、

5000ジュールの熱量が発生するとわかる!!!

 

 

カロリーを知っておくと熱量に敵なし

「熱量」というやつは、僕らの生活で身近に使われているよ。

例えば、食品の裏側の成分表示。

エネルギーの欄にカロリー表記がされているよね?

 

実はこの「カロリー」は熱量の単位のこと。

ジュールではなくカロリーという単位を使っているだけで、言ってることは同じなんだ。

「カロリー」という単位は

水1gの温度を1度上げるために必要な熱量のこと。

1カロリーをジュールで表してあげると、

約4.2 J

に相当するものなんだ。

 

 

だから、単位をジュールからカロリーに変えたいときは、

ジュールを4.2で割ればカロリーになるね。

 

例えば、5000 [J] は何カロリーなのか調べてみよう。

ジュールをカロリーに直すためには4.2で割ればいいから、

5000÷4.2

=1190 cal

という感じで「1190 cal」になるね。

 

ちなみに食品の栄養表示のカロリーはただのカロリーではなく、

キロカロリー(kcal)

で表示されることが多い。

キロカロリー(kcal)はカロリーを1000倍した単位になっているよ。

メートルとキロメートルの関係と同じで、mからkmに直したいときは1000分の一すればいいね。

例えば、さっきの1190カロリーは、1000分の1してキロカロリーに直すと、

1190÷1000

= 1.19 kcal

になる。

次は「電力量の計算公式」を勉強していこう!

 

そんじゃねー

Ken