熱量の求め方を教えてほしい!
中学2年生の電気ではいろんな公式でできて大変!
ここまで
を勉強してきたけど、もう一つ勉強しなきゃいけないのが
熱量を求める計算公式
だ。
電気の分野でいう「熱量」とは、
電流を流したときに発生する熱量のこと。
単位はジュール [J]を使っていくよ。
で、この熱量の計算公式は次の式で表せるんだ。
熱量 = 電力×時間
だね。
熱量をJ、電力をW、電流が流れた時間をsとすると、
J=Ws
になる。
それもそのはず。
「電力」は1秒あたりに生じる電気エネルギーのことだったね?
この電力に「電流が流れた秒数」をかけてやれば、「電気エネルギーの大きさ」を計算できるわけだ。
例えば、1000ワットの電熱線に5秒電流を流したときに生じる熱量を考えてみよう。
さっきの公式を使えば、
熱量=電力×時間= 1000 × 5
= 5000 [J]
という感じで、
5000ジュールの熱量が発生するとわかる!!!
カロリーを知っておくと熱量に敵なし
「熱量」というやつは、僕らの生活で身近に使われているよ。
例えば、食品の裏側の成分表示。
エネルギーの欄にカロリー表記がされているよね?
実はこの「カロリー」は熱量の単位のこと。
ジュールではなくカロリーという単位を使っているだけで、言ってることは同じなんだ。
「カロリー」という単位は
水1gの温度を1度上げるために必要な熱量のこと。
1カロリーをジュールで表してあげると、
約4.2 J
に相当するものなんだ。
だから、単位をジュールからカロリーに変えたいときは、
ジュールを4.2で割ればカロリーになるね。
例えば、5000 [J] は何カロリーなのか調べてみよう。
ジュールをカロリーに直すためには4.2で割ればいいから、
5000÷4.2
=1190 cal
という感じで「1190 cal」になるね。
ちなみに食品の栄養表示のカロリーはただのカロリーではなく、
キロカロリー(kcal)
で表示されることが多い。
キロカロリー(kcal)はカロリーを1000倍した単位になっているよ。
メートルとキロメートルの関係と同じで、mからkmに直したいときは1000分の一すればいいね。
例えば、さっきの1190カロリーは、1000分の1してキロカロリーに直すと、
1190÷1000
= 1.19 kcal
になる。
次は「電力量の計算公式」を勉強していこう!
そんじゃねー
Ken