電力量の計算公式ってなに?
中2理科の電気の単元で、
とか見てきたけど、もう1個、中学理科で覚えておく公式があるんだ。
それは、
電力量の計算公式
だ。
電力量とは、ズバリ
電流が流れたときに生じる電気エネルギーの総量のこと
だね。
単位は熱量と同じジュール [J] を使うよ。
計算公式も熱量と同じで、
(電力量) = (電力) × (電流を流した時間)
なんだ。
例えば、300 W の電化製品を100秒使った場合を考えてみよう。
この場合、電力量を求める公式を使って、
電力量 = 電力×電流を流した時間
= 300 × 100
= 30,000 [J]
という電力量になるね。
電力量ではワットアワーという単位を使うことがある
ここまで電力量の計算方法わかった。
それに加えて知っておきたいのが、
Wh
という新しい単位だね。
これはどういうやつなのかというと、
1Wの電力を1時間消費したときの電力量のこと
だ。
1時間が3600秒だから、
1Wh = 1W × 3600
= 3600 [J]
のことを表しているよ。
ちなみにWhはだけでなく kWh というものも使われていて、これはWhに「キロ」をつけただけ。
1[kWh] は [Wh] の1000倍。
1 [kWh] = 1000 [Wh] になるね。
僕が1か月で使った電力量をさらしてみる
以上が電力量の紹介だったね。
実はこの「電力量」は僕らの生活に身近なもの。
電気代を支払う時には「電力量」を基準として、お金を払うことになってるんだ。
試しに、僕が平成31年2月に使用した電力量をさらしてみよう。
請求書を見てたところ、
103kWh
だったよ。
このkWhをジュールの単位に直してやると、
103×1000×3600
=370,800,000 [J]
の電気エネルギーを消費してしまっていたことになる。
これを電力使用日数の29で割ると、
370,800,000 [J] ÷ 29
= 12,786,206[J]
を1日あたり使っていたことになる。
これはどれくらいの消費電力なのか?
具体的な例に落とし込んでみると、
1200 W のドライヤーを10,655秒使っている
ぐらいの電力量。
この10,655秒を時間に直してやると、
約3時間!
ドライヤーを3時間ぶっ続けで使ってるぐらい、僕は平成31年の2月に電力を消費してしまっていたんだ。
いやあ、環境破壊しちゃてるね。
このように自分が使った電力量を確認してみると、理解が深まるから領収書をチェックしてみてね。
そんじゃねー