前回、アナログデータとデジタルデータの違いを勉強してきたわね。
そう、アナログデータってちょっと不便。
測り方によってデータの細かさが異なるからよ。
測る人によって、データの捉え方が違っちゃうのよね。
だから、
アナログデータは他人に伝えにくいという特徴があるのよ。
それに加えて、区切りがない連続的なデータだから、重い、重すぎる。
重すぎて大量に蓄積できない残念さも併せ持ってるわ。蓄積して保存できないのよ。
そんな事態を救ってくるのが、
デジタル化
よ。
デジタル化とは、
ある一定のルールに沿って、アナログデータをデジタルデータに変換すること
ね。
デジタル化の例は??
例えば、物体としてのヒモを想像してみて。
前回、
ヒモの本数はデジタルデータだけど、ヒモの長さはアナログデータ
って勉強してきたよね。
なぜ、ヒモの長さがアナログデータなのかしら??
それは、測り方によって細かさが違うからね。
超精密な機械で長さを計測した時と、超エコノミーのメジャーで計測した時では、長さの細かさが違うでしょ?
この「ヒモの長さ」というアナログデータをデジタル化してみましょう。
まず、ある一定のルールをつくわ。
例えば、
長さの最小単位は1 mm
としましょう。
そして、
計測する長さは1 mm の小数点第1位まで
で、
小数点第1位の数字を四捨五入して、最終的に1 mm 区切りで長さを表しましょう
というルールにするわ。
このルールに従って、「ヒモの長さ」というアナログデータを、デジタルデータに変換しましょう。
例えば、ヒモ長さをmm の小数点第1位まで測って15.4 mm だったする。
小数点第1位の4を四捨五入すると、
15 mm
というデジタルデータになるのね。
このように、ある一定のルールを設けておけば、誰が測っても同じ値になるわね。
その結果、アナログデータをデジタルデータとして取り扱えるはず。
ある一定の間隔「1 mm」で断続的なデジタルデータになったわけよ。
これなら、計測する人が違くても、同じデータが誕生するわね。
めでたしめでたし。
デジタル化のメリットは??
それじゃあ、デジタル化のメリットって何なのかしらね。
それはね、
大量のデータを蓄積できることよ。
デジタルデータはデータの値に区切りがあるから、アナログデータよりもコンパクト。
一つ一つのデータの大きさが小さくなるから、大量に蓄積できるのね。
大きさが小さいデジタルデータは、複製したり他の人に伝えることがラクチンラクチン。
これがデジタル化のメリットよ。
それじゃあね!