セキツイ動物は次の5種類の分類にわけられる、って勉強してきたよね。
- 魚類(ぎょるい)
- 両生類(りょうせいるい)
- ハチュウ類
- 鳥類(ちょうるい)
- ホニュウ類
で、前回、セキツイ動物たちの生まれ方は
- 卵生
- 胎生
の2種類ある、ってことも勉強してきた。
もうそろそろお開きにしたいところだけど、じつはもう1つ重要な違いがあるんだ。
それはね、
体温の変化の違い
だよ。
外の気温の変化に対して、どれだけ体温が影響を受けるのか?
が違うってわけね。
その違いによって、セキツイ動物たちは次の2つに分類できる、と人間界では考えられているんだ。
- 恒温動物(こうおんどうぶつ)
- 変温動物(へんおんどうぶつ)
ここでは、この恒温動物と変温動物の違いを見ていこう。
恒温動物と変温動物の違い
まずは恒温動物から。
恒温動物とは?
恒温動物とは、
周囲の気温に体温がさほど影響を受けない動物たち
だ。
ここでみんなが大好きグラフの登場さ。
横軸を外の気温、縦軸を動物の恒温動物の体温としよう。
すると、次のようなグラフができあがるよ。
つまり、外の空気が暖かくなっても、逆に寒くなって気温が下がっても、それほど体温が変化しないわけだ!!
恒温動物の意味を覚えるときは、
恒
という漢字に注目。
「恒」には「いつも変わらない」という意味があるんだ。
だから「恒」「温」動物ということは、体「温」がいつも変わらない動物ってわけね。
セキツイ動物の分類の中で恒温動物なのは、
- 鳥類
- ホニュウ類
の2種類さ!
変温動物とは?
次は変温動物。
お察しの通り、
周囲の気温に体温が影響を受ける動物たち
だ。
周囲の気温に体温が連動しているよ。
気温が下がったら体温も下がる。逆に、気温が上がったら体温も上がる動物さ。
この気温と体温の変化をグラフにすると、次のようになるよ。
セキツイ動物の分類の中で、変温動物にあたるのは次の3種類さ。
- 魚類
- 両生類
- ハチュウ類
恒温動物と変温動物の覚え方
ここまでで、なんとなく、恒温動物と変温動物の意味がしっくりきはじめたね?
さて。ここで覚えなきゃいけないのが
どのセキツイ動物の分類がどっちのタイプなのか?
だね。つまり、恒温動物と変温動物に該当するそれぞれの動物の分類の種類を覚えなきゃいけないんだ。
ここまで勉強したきた内容を整理すると次の表のようになる。
種類 | 意味 | 分類 |
---|---|---|
恒温動物 | 周囲の気温に体温がさほど影響を受けない動物たち | 鳥類、ホニュウ類 |
変温動物 | 周囲の気温に体温が影響を受ける動物たち | 魚類、両生類、ハチュウ類 |
この恒温動物と変温動物の種類を覚えるための語呂を考えてみたよ。
恒温動物の覚え方
まずは恒温動物に該当するセキツイ動物の分類を覚える方法だよ。
高校音楽(こうこうおんがく)部の包丁(ほうちょう)さばき
イメージとしては高校の音楽部を想像してほしい。
もしかしたら、バンドに近い音楽を扱っている部活動かもしれない。
その音楽部は、なんと包丁さばきが巧み。
なぜか、家庭科の調理実習で大活躍。
その様子を脳内再生しておこう。
変温動物の覚え方
次は変温動物の覚え方だよ。
行事(ぎょうじ)で両手(りょうて)に葉(は)っぱで変身(へんしん)スイッチオン
これは人間界ではあまり知られていないことだから秘密だよ。
学校ではいろいろな行事、あるよね?
体育祭とか、遠足とか、林間学校。盛りだくさんさ。
日常とは異なるこの特別な行事の日。
なんと、この行事を支えていたのは隠れたヒーローだったんだ。
行事で両手に葉っぱを持って変身して、学校のみんなを守ってたんだね。
うん、以上が変更動物と動物と変温動物の違いとその覚え方さ。
そんじゃねー