フレミングの左手の法則の使い方って何者?
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。柱が、黒いね。
導線を磁界の中にセットして、電流を流すと「ある現象」が起きる。
それは、
導線が動く
ってやつ。
しかも、電流を大きくすると、より大きく動く、というおまけつきだ。
実は、このコイルが「磁界から受ける力の向き」というものは、
- 電流の向き
- 磁界の向き
の2つによって決まるんだ。
そんな導線が受ける力の向きを知るために使えるのが、
フレミングの左手の法則
だ。
フレミングの左手の法則の使い方
使い方はいたって簡単。
基本ポジションの確認
まず左手を出してみよう。
薬指と小指をしまってみる。
すると、
- 中指
- 人差し指
- 親指
の3本が残るよね。
その状態で、人差し指を真上に、中指を右に、親指を顔の方に向けてみよう。
これがフレミングの法則の基本ポジションだから、この指の形をマスターしようぜ。
指の意味
じつはそれぞれの指には役割があって、
親指 | コイルが磁界から受ける「力の向き」 |
---|---|
人差し指 | 磁界の向き |
中指 | 電流の向き |
になっているよ。
使い方
フレミングの左手の法則の使い方を見ていこう。
まず中指の向きを「電流の向き」に合わせて、
次に人差し指を「磁界の向き」に合わせる。
残った親指が、コイルが「磁界から受ける力の向き」になるんだ。
だから、フレミングの左手の法則の使い方は、
- 中指の向きを電流の向きに合わせる
- 人指し指を磁界の向きに合わせる
- 親指の向きをチェック(力の向きになる)
という3ステップになるね。
例題
例えば、上に N 極、下に S 極の磁石があるシチュエーションを想像してみよう。
この時、導線に左から右に電流が流れたとする。
この導線に働く力を求めてみよう。
まずは左手の中指を電流の向きに向ける。
そして、磁界の向きに人差し指を向ければいいから、左手はこんな感じ。
で、残った左手の親指の向きが「導線が磁界から受ける力の向き」になるから、導線は緑の矢印の向きに動くね。
フレミングの左手の法則の覚え方は?
ここまでフレミングの左手の法則の使い方はわかったけど、
じゃあ一体どうやって覚えるんだろう?
すぐに忘れちゃいそうだよね。
覚え方でおすすめなのが、
「でん、じ、りょく」
と唱えながら指を触っていく方法。
フレミングの左手の法則の基本ポジションを作って、右手の人差し指で、左手の中指を触りながら「でん」、
人差し指を触りながら「じ」、
親指を触りながら「りょく」と。
左手の指たちを触りながら、
「どの部分がどの役割を担っているか?」を口ずさみながら全身で覚えていく。
これがオススメの覚え方かな。
次は「レンツの法則」を勉強していこう。
そんじゃねー
Ken