【排出のしくみ】じん臓の働きを図・イラストわかりやすく簡単に解説!

 

こんにちは、竹生まれの妖精ドイサキだよ!
ドイサキ
ドイサキ

 

ここまでで人間の消化の流れを勉強してきたね。

 

  • 消化管という1本道を通して、消化各セクションで消化液を浴びせる
  • 消化酵素の働きで外から取り込んだ食物を分解
  • 栄養素を取り出す

という仕組みが人間の体には備わっているんだ。

でもね、全部が全部、100%、食物から栄養素を取りだせるわけじゃない。

中には消化できなかったもの、もあるよね。

 

じつは、人間の体にはね、

消化しきれなかったものを外に出す働き

があるんだ。

それを人間界では

排出の仕組み

と呼んでいて、おもに

  • 便
  • 尿

があるよ。ここでは「尿」の仕組みを勉強していこう。

 

排出の仕組み〜尿編〜

尿として排出する仕組みは次の4ステップさ。

 

1. 細胞が不要なものを出す

全身の細胞が「酸素」「養分」をもとにして、生きるための生命活動をおこなっているよ。

だからこそ、その細胞の集合である人間が生きていられるんだ。

で、その生命活動に必要だった「酸素」「養分」はそのままではいられないのが現実さ。

なんとね、

  • 二酸化炭素
  • アンモニア

に変化しちゃうんだ。

排出の仕組み じん臓の働き

二酸化炭素は肺を使って体の外に出す仕組みがある。

じゃあ、もう1つのアンモニアはどうなんだろう。

排出の仕組み じん臓の働き

これも外に出さなきゃいけないよね。

 

アンモニアを組織液に出す

アンモニアは、細胞の外を満たしている

組織液

に放り込まれるよ。

その組織液を通して毛細血管に取り込まれるんだ。

排出の仕組み じん臓の働き

こうして、アンモニアは血液の中に侵入成功。

 

肝臓にアンモニアを運ぶ

その血液に乗っかったアンモニアは肝臓まで運ばれる!

排出の仕組み じん臓の働き

でさ、この肝臓がものすごいんだ。

なんと、アンモニアを生で保存するんじゃない。

アンモニアを

尿素

という体に無害な物質に変えられるんだ。

排出の仕組み じん臓の働き

 

じん臓に尿素を送る

変化した「尿素」もこれまたすごくて、そのままではいられない。

今度は、肝臓から

じん臓

へ血液を通して送られるのさ。

排出の仕組み じん臓の働き

このじん臓も・・・すごい。

  • 尿素
  • 一緒に運ばれてきた不要物

を血液から取り除いてくれるんだ!

 

ぼうこうに尿素を一時保存

それじゃあ、じん臓に取り除かれた尿素たちはどうなっちゃうのかな??

 

なんと、じん臓は尿素を溜め込まないんだ。

この尿素たちは

ぼうこう

という器官に送り出されるよ。

 

「ぼうこう」と「じん臓」は

輸尿管

という器官でつながっているのさ。

排出の仕組み じん臓の働き

この輸尿管を通して、じん臓が尿素をぼうこうに送り込むんだ。

 

そして、ぼうこうは一時的に尿を保存。

でも、永久保存するわけじゃなくて、必要に応じて、尿を外に出すんだね。

ぼうこうが尿を一時保存できるからこそ、人間は尿を我慢できるってことさ。

 

じん臓の働き

ここまでの流れで、じん臓は「尿素を取り除く」という重要な働きをしていることがわかった。

でも、じゃあ、じん臓の中身ではどのように血液から尿素を取り除いているんだろうか。

じん臓は、

血液の液体成分(血しょう)から不必要な尿素を「こし出す」ことができるんだ。

 

えっ、「こし出す」なんて聞いたことないだって??

「こし出す」とは、

ある液体からある固形物を取り除くこと

さ。

例えば、泥水の中から宝石をざるですくうようなものだね。

排出の仕組み じん臓の働き

じん臓は、血液の液体成分から不要物を取り除いてくれる。

でもね、じん臓がすごいのはここからで、

細胞に必要な「養分」は血液に戻してくれるんだ。

こうして、じん臓の中では「尿素だけ」を取り出せるってわけね。

 

うん、以上が排出の仕組みだよ。

 

次は「感覚器官と感覚神経の違い」を勉強していこう。
ドイサキ
ドイサキ

 

 

そんじゃねー