
高校数学の二次方程式では、
判別式(はんべつしき)
というツールを使っていくぞ。
こいつを使えば、
二次方程式の実数の解(実数解)の個数がわかるんだ。
判別式の公式の使い方
とある二次方程式 「
そいつの判別式の公式は次の通りさ。判別式は英語の大文字「D」で表すぞ。
そんでな、
が0より大きい( ) が0( ) が0より小さい( )
Dがどのパターンに当てはまるかによって、実数解の個数が次の表のようにわかるんだな。
実数解の個数 | |
---|---|
2 | |
1(重解) | |
なし |
いまいちしっくりきていないお前のために、次の2次方程式で判別式を使ってみようか。
この二次方程式では、
だよな?
ってことで、こいつらを判別式の公式「
うん、
ってことで、さっきの判別式の表と照らし合わせてみよう。
実数解の個数 | |
---|---|
2 | |
1(重解) | |
なし |
つまり、
よって、この二次方程式の実数解は
2つ
だ!
なぜ判別式が使えるのか?
ここまでで判別式の使い方、わかってきたな。
それじゃあなぜ、判別式が使えるんだろうか??
なぜ「
その答えは、中学数学で勉強してきた「解の公式」にあるぞ。
解の公式は、
っつう、呪文みたいな公式だったな。
この解の公式の右上の「
もしかして、プラスマイナスルートの中身が、判別式の公式

このルートの中身(
- プラス
- マイナス
で2つの解が存在するはずだ。
一方、ルートの中身が0だったら、どうなる??
そう、そもそもルートの部分は存在しない!
だから、二次方程式の解はルート部分を除いた
になるよな。
で、ルートの中身()のが0より小さかったら・・・・・・
そう、実数ではない解になっちまうな。
なぜなら、ルートの中身が0より小さいなんて実数ではありえねえからな。2乗してマイナスになる数なんて想像できない・・・だろ?
ってことで、
とまあ、高校数学では「判別式」というかっこいい言葉を使っているが、やっていることはシンプルだ。
中学数学で勉強してきた「解の公式」を思い出せばそのカラクリに気づくだろう。
なぜ判別式は「 」なのか?
よし、判別式の公式もわかったし、使い方もわかった。
しかも、なぜ判別式を使えるのか、もわかってきた。
でもさ、最後にまだまだしっくりこないのが
じゃないか?
なぜ、判別式が「
別に、「
明らかに、日本語の「判別式」とは関係がなさそうだよな。
その推察は正しいぞ。
じつは、この判別式の「
Discriminant
から来ているんだ。
ドラえもんの
えっ、「Discriminant」が覚えられないだって?
そういう時はな、高校英語で勉強する、
discriminate
という動詞を思い出してくれ。
こいつは
識別する
という意味があったよな。
だからこの「discriminate」があーしてこうなって派生して、判別式の「Discriminant」に進化した、と思っておけばいいさ。
これで、なぜ判別式が「

それじゃあなぁ!