高校の情報では多くのデータを取り扱っていくわ。
そのデータにはね、次の2種類があるのよ。
- アナログデータ
- デジタルデータ
今日はこの2つのデータの違いを勉強していきましょう。
デジタルデータとは?
まずはデジタルデータからね。
デジタルデータとは、
段階的な区切りがあるデータ
よ。
例えば、そこら辺のヒモを想像してみて。人間のヒモじゃなくて、物質的なヒモね。
ヒモの「数」はデジタルデータなのよ。
例えば、1本のヒモだったらその本数は「1」よね。
1本増やしたら2になるし、もう1本増やしたら3本になるはずよ。
2.5本とか、1.5本とか、そういう小数点がつく本数は存在していないわよね。
このヒモの「数」は、
間隔が1で増えたり減ったりしているのよ。
このように等しい間隔で段階的に増えたり減ったりしているデータのことをデジタルデータと言う、って覚えておいてちょうだい。
アナログデータとは?
一方、アナログデータはどんなデータからしら?
これはね、
明確な区切りがないデータのことよ。
例えば、さっきのヒモ。
じつは、ヒモの長さはアナログデータなのよ。
えっ、ヒモの長さも道具を使えば段階的に測れるじゃないかって?
確かにそうなんだけど、ヒモの長さと言うものは、
測り方によってデータの細かさが違うのよね。
例えば、100万円ぐらいする超細密なメジャーで長さを計測したら、小数点第6位までの長さを計測できるとするわ。
その結果、ヒモの長さが「1.5023456789 m」だったとしましょう。
でも、次に100円ショップで手に入れたお手軽なメジャーで計測してみたの。
このメジャーは最小単位が1 mm までしか測れないから、このヒモの長さは「1.50 m」になっちゃうのよ。
つまり、ヒモの長さのようなデータには明確な区切りがないから、測り方によってデータが異なっちゃうのね。
どんな精密ウルトラハイパー機械を使ったとしても、そのデータはアナログデータの概算値でしかなくて、決して正確なものではないのよ。
以上がアナログデータとデジタルデータの違いだったわ。
最後に表で復習しておきましょう。
種類 | 意味 | 例 |
---|---|---|
デジタルデータ | 段階的な区切りがあるデータ | ヒモの数 |
アナログデータ | 明確な区切りがないデータ | ヒモの長さ |
それじゃあね!