溶解度曲線の問題の解き方をマスターしておきたい!
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。チキン、摂取したね。
中1理科のテストで狙わられやすいのが、
溶解度曲線の問題
だ。
たとえば、次のような問題だね。
物質Aを70℃の水100gにとかして、物質Aの飽和水溶液を作った。この飽和水溶液を30℃まで冷却した時、物質Aは何g結晶としてでてくるか計算しなさい。
今日はこんなタイプの、溶解度曲線に関する問題の解き方をわかりやすく解説していくよ。
よかったら参考にしてみて。
3ステップでわかる!溶解度曲線の問題の解き方
溶解度曲線の問題の解き方は、つぎの3ステップで攻略できるよ。
- 飽和水溶液に含まれる物質の質量をグラフから読み取る
- 温度が変わった時の溶解度をグラフから読み取る
- 引き算
さっきの練習問題を一緒に解いていこうか。
物質Aを70℃の水100gにとかして、物質Aの飽和水溶液を作った。この飽和水溶液を30℃まで冷却した時、物質Aは何g結晶としてでてくるか計算しなさい。
Step1. 飽和水溶液に含まれる物質の質量
まずは、飽和水溶液に含まれている物質の質量をゲットしよう。
溶解度曲線から読み取ればいいのさ。
物質Aの溶解度曲線を見てみると、温度70℃の時の溶解度は、
120[g]
であることがわかるね。
溶解度とは、
水100gの時作った飽和水溶液に溶ける物質の質量
だったね??
ってことは、100gの水にはその溶解度分溶けることになるから、
120[g]
の物質Aが潜んでいたということになるね。
Step2. 温度が変わったときの溶解度
続いては、温度が変わったときの溶解度をゲットしよう。
ここでもやはり、溶解度曲線が大活躍さ。
練習問題では、
飽和水溶液の温度は30℃に冷やされる
んだったよね??
ってことは、物質Aの溶解度曲線から温度30℃のときの溶解度を読み取ればいいのさ。
つまりここでは、
温度が変わったときに、どれくらい水が物質を溶けさせられるか??ってことを読み取るんだ。
練習問題の溶解度曲線を見てみると、温度30℃のときの溶解度は、
50[g]
らしい。
んで、この溶解度は水100gに対するものだったから、温度が変わった後は、
50 [g]
まで物質Aが水に溶けることができそうだ。
Step3. 引き算
後は引き算するだけ。
(飽和水溶液に含まれていた物質の質量)- (温度が変わった時の溶解度)
だ。
この計算では何をやっているかというと、
元々水溶液に含まれていた物質Aの質量から、温度が変わった時に水に溶けられる質量を引いてるんだ。
つまり、この引き算をすると、
温度が変わって水に溶けられなくなった物質Aの質量が出てくるわけ。
解けられなくなった物質Aが結晶として出てくるのさ。
練習問題でも同じ計算をしてみよう。
さっきまでのステップで、
飽和水溶液に含まれていた物質の質量 | 120 [g] |
---|---|
温度が変わった時の溶解度 | 50 [g] |
ってことがわかっていたよね。
だから、
(飽和水溶液に含まれていた物質の質量)- (温度が変わった時の溶解度)
= 120 – 50
= 70 [g]
になる。
つまり、物質Aの飽和水溶液を30℃まで冷やすと、70 [g]の結晶が出てくるってわけだ。
溶解度曲線の問題の解き方は3ステップでバッチリ!
以上が溶解度曲線の問題だったね。
解き方は次の3ステップでバッチリなはず。
- 飽和水溶液に含まれる物質の質量をグラフから読み取る
- 温度が変わった時の溶解度をグラフから読み取る
- 引き算
ポイントはズバリ、溶解度曲線の読み方だ。
水の温度を調べて、その温度の時に、溶解度がどうなっているのか??
を読み取ればいいのさ。
テストにも出やすいからよーく復習しておこう。
「飽和水溶液、溶解度、溶解度曲線がしっくりこない・・・!」
というときは下の記事で基本を復習してみてね。
そんじゃねー
Ken