還元の意味とは簡単にいうと何??
前回、酸化を勉強してきたね。
酸化とは、
ある物質が酸素と結びついて新しい物質ができること
だったことを思い出そう。
今回は、その逆の反応の、
還元(かんげん)
を勉強していくよ。
「酸化の逆」ってことはつまり、
何かが酸化物と結びついて、酸化物から酸素を取りのぞく反応さ。
これを人間界では「還元」と呼んでいるんだ。
例えば、酸化物 A に、ある物質 B が結びついたとしよう。
結果、物質 C と D ができたんだ。
物質 C は、酸化物 A から酸素をとっぱらって新しくできた物質さ。
物質 D 物質 B と 酸素が化合してできた酸化物だ。
この反応で「酸化物 A」 が 「酸化物じゃない物質 C」 になることを「還元」というんだ。
ここで注目したいのは、
還元と酸化は同時に起こる!
ということね。
さっきの例を振り返るよ。
還元を引き起こした超本人の物質 B が酸素と結びついて物質 D になった。
酸素と結びつく反応は新しい物質ができる反応は「酸化」と言ったよね。
だから、この「物質 B が物質 D になる反応」は「酸化」だ。
新しくできた物質 D は
酸化によってできた化合物
だから「酸化物」ということになる。
このように、今回勉強した「還元」は「酸化」とセットで同時に起こることも頭に入れておこう!
還元の具体例は??
最後に還元の具体例を見ていこう。
例として、
- 酸化銅(酸化物)
- 水素
が結びついていく反応を想像して。
この化学反応式は次のようになるね。
$$\ce{CuO + H2 -> Cu + H2O}$$
酸化銅$\ce{CuO}$の酸素$\ce{O}$が取っ払われて、同時に水$\ce{H2O}$ができる反応さ。
酸化物の酸化銅$\ce{CuO}$から酸素$\ce{O}$が取り払われるこの反応を還元、水素と酸素が結びついて水$\ce{H2O}$になる反応を酸化、新しくできた水を酸化物だね。
ということまでおさえれば還元はオッケー。次は質量保存の法則を勉強していこう。
じゃあねー