![ドイサキ](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2023/12/teacher_img_1st_1-300x298.png)
中学理科では、
- 酸化(さんか)
- 燃焼(ねんしょう)
という2つのキーワードが登場するよ。
こいつら一体どう違うんだろうね??
今日はこの酸化と燃焼の違いをはっきりさせておこう。
酸化とは何か??
酸化とは、
ある物質が酸素と化合すること
をいうよ。
「化合」を復習すると、
2種類以上の物質から新しい物質ができること
だったよね。
例えば、物質Aと物質Bが結びついて、新しい物質Cができること。これが化合さ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16030_kago_22.jpg)
そして、新しくできた物質Cを「化合物」と呼んでいたことを思い出そう。
そして、ここで勉強する「酸化」はなんと、
化合の1種!
反応前の物質A、Bのどちらかが「酸素」であるとき、その化合は「酸化」と呼ばれているんだ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_1.jpg)
そして、新しくできた物質Cは「酸化物」というのさ。
例えば、
- 銅
- 酸素
が結びついて酸化銅ができる反応は酸化の一種だね。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_22.jpg)
化学反応式で書くと次のようになる。
$$\ce{2Cu + O2 -> 2CuO}$$
燃焼とは何か??
続いて、燃焼だね。
燃焼とは、
ある物質が熱や光を出しながら酸化されること
をいうんだ。
さっきの例でいうと物質Cという酸化物に加えて、
- 熱
- 光
も一緒に出る酸化を「燃焼」というんだ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_2.jpg)
その燃焼の1つの例としてよく出てくるのが、
- マグネシウム
- 酸素
が反応して酸化マグネシウムができる反応さ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_21.jpg)
化学反応式は次のものだね。
$$\ce{2Mg + O2 -> 2MgO}$$
マグネシウムは空気中の酸素と化合すると熱や光を出すんだ。
じゃあ酸化と燃焼の違いは??
ってことで、燃焼と酸化の違いはズバリ、
燃焼は酸化の1種類である
ということだ。
世界の酸化にはいろんな酸化があるんだけど、燃焼はそのうちの1つ。
このことを図で表す次のようになるよ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_3.jpg)
この関係は・・・そうだな、文房具と鉛筆の関係さ。
文房具っていろんな種類の文房具があるよね。
鉛筆とか、消しゴムとか、シャーペンとか、もういろいろ。
そんでもって、鉛筆はその文房具の1種類であるに過ぎないんだ。
![酸化と燃焼の違い](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2024/02/img_16106_nensho_4.jpg)
つまり、
鉛筆は文房具である
と言えるけれども、
文房具は鉛筆である
とは言えない関係なんだ。
文房具は酸化、燃焼は鉛筆と考えるとわかりやすいよ。
つまり、
燃焼は酸化である
けれども、
酸化は燃焼ではない
んだ。
![ドイサキ](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2023/12/teacher_img_1st_1-300x298.png)
そんじゃねー