物体と物質の違いってなんなの!?
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。チキンが呼んでるね。
中1理科の「身のまわりの物質とその性質」では、
- 物体(ぶったい)
- 物質(ぶっしつ)
という2つの言葉を勉強していくよね。
「物体」と「物質」はすごく似ているし、代々一緒だろ?
と思っちゃうかもね。
これまであまり意識して区別したことがないと思うんだ。
今日は、中1理科のテストに出やすい、
物体と物質の違い
をわかりやすく解説していくよ。
よかったら参考にしてみてね。
3分でわかる!物体と物質の違い
物体と物質の違いはズバリ、
見分けるときに、何を元に判断するか??
がちがうんだ。
具体的にいうと、
- 物体:見た目と使い方から判断した「もの」
- 物質:材料で見分けた時の「もの」
えっ、イマイチわかりにくいだって!?
今回は、スプーンという「もの」を例にして、物体と物質の違いを説明していくよ。
物体とは??
まず物体から。
物体とは、
見た目(形や大きさや使い方)で判断した時の「もの」
をいうんだ。
たとえば、さっきのスプーンという「もの」をみてみよう。
こいつはどっからどの角度から見ても、形や大きさとかの見た目が、ぼくらが知っている「スプーン」そのもの。
使い方もたぶん、
「食べたいものを上に乗せて口に運ぶんだろうな!」
ということは推測できるよね??
だから、これは、見た目や使い方で判断すると、
スプーンという「物体」
であることがわかるね。
どんな材料でできていようがスプーンという物体であることには変わりはない。
木でできてようが、プラスチックでできてようが、この物体はスプーンだ。
物質とは??
次は物質。
物質とは、材料で見分けた時の「もの」のことだ。
たとえばさっきのスプーン。
こいつは給食のおばちゃんに聞いて見たら、どうやら銀でできているらしい。
この「もの」の材料は銀でできているから、物質は「銀」だ。
家庭によっては金のスプーンとかあるかもね。
こいつらはみんな物体としては「スプーン」なんだけど、材料に注目して「物質」として見てあげると、
銀だったり、金だったり、ステンレスだったりするわけね。
じゃあ、物質の見分け方はどうやるの??
ここまででだいたい物体と物質の違いはわかってきたね。
- 物体:形や大きさなどの見た目と使い方から判断した「もの」
- 物質:できてる材料で見分けた時の「もの」
でもさ、物体を見分けるのは見た目でわかるから簡単だけど、
物質を見分けるのは難しそうだよね??
「あるもの」がどんな材料ででているかなんて、実際見た目じゃよくわからない。
さっきの例でいうと、「銀のスプーン」だって金のスプレーでコーティングしてやれば「金のスプーン」に見えてなくはない。
理科では、見た目じゃわからない「物質」の見分け方は、次の6つの方法を勉強していくんだ。
- 手触り・匂いを確かめる
- 電気を通すか調べる
- 密度を計算
- 水に入れてみる
- 熱してみる
- 薬品を使う
たとえば、金にコーティングしたけどじつは銀でできてるスプーンと、金でできたスプーンの物質を見分けることにしよう。
このとき、一番手っ取り早いのは密度を計算する方法だ。
密度の求め方は、
質量÷体積
だったね??
だから、それぞれのスプーンの質量と体積を計測してあげればいいんだ。
そして、密度を計算してみると、物質の密度が露わになるね。
物質の密度は種類に一定だから、すぐに調べるとわかっちゃうんだ。
たとえば、銀と金の密度は、
- 銀の密度:10.49[g]
- 金の密度:19.32[g]
で一定なはず。
だから、2つのスプーンの密度を計算して、銀に近い密度のスプーンの材料が銀ってことがわかるね。
物体と物質の違いは「もの」の見分け方の違いだ!
最後に復習しておこう。
物体と物質の違いは、
何を元に「もの」を見分けるのか??
ということが違うんだ。
物体は、ものの見た目の大きさや形、使い方から、判断したもののことで、
物質はできている材料で見分けた時の「もの」のことだったね。
ちょっとややこしいけど、大切なところだからしっかりとおさえておこう。
そんじゃねー
Ken