反比例のグラフの書き方って?!?
こんにちは、飼い犬にかまれるKenだよ。
反比例は関数の1つの種類だったね。その反比例については、
で勉強してきた。もうそろそろお腹いっぱいだし、吐き気もしてきたけど、
反比例の勉強でいちばん大切なのは、
いかに反比例のグラフを上手に書くか、
ということなんだ。これさえできれば、期末でも中間テストでも何でもこいさ!
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/hangraph1.jpg)
だから今日は、反比例のグラフの書き方をわかりやすくカンタンに説明していくね。
~もくじ~
- 反比例のグラフの特徴をつかむ
- 点のうちかた
- 双曲線であることを忘れずに
反比例のグラフは双曲線??
反比例のグラフを書く前に、反比例のグラフの特徴をつかんでおこう。
反比例のグラフは、
双曲線(そうきょくせん)
とよばれるタイプのものなんだ。
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/hanpigraph2.png)
文字通り、
双子のように似ている曲線が2つあるグラフ
のことだよ。
これは次の比例のグラフのような直線タイプとはぜんぜん違うタイプだね。
![比例のグラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/kakikata1.png)
比例のグラフより反比例のグラフはちょっとメンドイんだ。
双曲線を書くためには「点」がたくさん必要??
それじゃあ、反比例のグラフである「双曲線」を書くにはどうすればいんだろ??
比例のグラフは直線。だから、
関数が通る座標を2点だけ知っていればよかったね??
![比例グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/kaki3.png)
でも、反比例のグラフはそうはいかない。
だって、曲線タイプのグラフだからね。
じつは曲線タイプのグラフを書くためには、
グラフが通る座標が多ければ多いほどいいんだ。
関数を通る点が4個のときよりも、
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/hanpigraph4.png)
点が7個のときのほうがずっと正確な曲線をかける。
![hanpigraph3](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/hanpigraph3.png)
なぜなら、ぼくたち人間は曲線をうまく書けないからね。
直線なら定規をつかって書けるけど、曲線はそうはいかないでしょ?? 点と点のあいだはどうしても想像によって適当になっちゃうんだ。
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahuya1.png)
だから、
反比例のグラフが通る点をできるだけ多くみつけたほうがいいってことになる。
反比例のグラフが通る「点(座標)」の見つけ方
それじゃあ、どうやってグラフが通る「点」をみつけるんだろう??
じつはとっておきの方法が用意されている。
それは、
比例定数の約数をx座標とする点
なんだ。 ※ 約数とは「ある数を割り切れる数のこと」だよ。
ちょっとしっくりこないよね??
ここで、y = 24/x という反比例の関数の例をみてみよう!!
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahuya2.png)
この反比例の式の「比例定数」って「24」だよね??
※ 反比例の比例定数を忘れてしまったときは「反比例の比例定数の求め方」っていう記事をみてくれ!
![ayahuya3](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahuya3.png)
この比例定数「24」を割り切れる数(約数)をさがしてみると、
- 1
- 2
- 3
- 4
- 6
- 8
- 12
- 24
っていう8つがみつかるでしょ!?? そんで、
これらの値がx座標になったときのy座標を計算してみると、
- (x, y) = (1, 24)
- (x, y ) = (2, 12)
- (x, y ) = (3, 8)
- (x, y) = (4, 6)
- (x, y ) = (6, 4)
- (x,y) = (8, 3)
- (x, y) = (12, 2)
- (x,y ) = (24, 1)
こうなる!! これらが反比例のグラフが通る点たちなんだ。
反比例のグラフの点をうつ!!
つぎは求めた点を図に打ち込んでいこう!!
今回の座標平面には、x座標とy座標が12以上の点は打ち込めないよね?? ちょっと小さいタイプなんだ。まあ、図の外に打ち込んでもいいけどね。
だから、
- (x, y) = (1, 24)
- (x,y ) = (24, 1)
の2点をのぞく、
- (x, y ) = (2, 12)
- (x, y ) = (3, 8)
- (x, y) = (4, 6)
- (x, y ) = (6, 4)
- (x,y) = (8, 3)
- (x, y) = (12, 2)
上の6点を打っていこう!!
すると、こうなる↓↓
![ayahuya4](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahuya4-e1423472607701.png)
そんで、こいつらを曲線っぽく結んであげると、
![反比例 グラフ 書き方](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahuya5.png)
こんな感じで曲線がかけるんだ!
曲線を双曲線にする書き方
これじゃあ曲線が1つしかないから「双曲線」じゃないよね??
今度はさっきのx座標をマイナスにしたやつを入れてみよう!
すると、
- (x, y ) = (-2, -12)
- (x, y ) = (-3, -8)
- (x, y) = (-4, -6)
- (x, y ) = (-6, -4)
- (x,y) = (-8, -3)
- (x, y) = (-12, -2)
となるはずだ。これらの座標をうちこんでやると、こうなって、
![ayahu1](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahu1.png)
曲線を同じように書いてやると、
![ayahu](https://text.tomo.school/wp-content/uploads/2015/02/ayahu.png)
こうなる!!
これで反比例の双曲線グラフが書けたね!!
ふうー!! おめでとー!!
まとめ:反比例のグラフは点をできるだけ多く打ち込め!1
ふう、ここまで反比例のグラフの書き方を解説してきたけどどうだった??
比例のグラフより複雑になって疲れたかな??
次回は反比例グラフの特徴について解説していくね!
そんじゃねー
Ken