【高校数学I】3分でわかる!偏差・分散・標準偏差の違い
妖練習 連立方程式 文章題 スーパードリル 700
よう、消しゴムの妖精のクマシロだ。背水の、JIN
データの分析では、
- 偏差
- 分散
- 標準偏差
という3つの言葉が出てくる。
名前が似ていて混乱しやすいが、
役割はそれぞれ違う。
まず結論から言うと、
$$
\boxed{
偏差
=
データと平均値との差
}
$$
$$
\boxed{
分散
=
偏差を2乗して平均したもの
}
$$
$$
\boxed{
標準偏差
=
分散の正の平方根
}
$$
である。
今回は、
なぜ偏差を2乗するのか
なぜ分散の平方根をとるのか
まで含めて、順番に見ていこう。
まずは平均値を求めるところから
これらのキーワードはまずは平均値を計算することがスタート地点だ。
次のデータを考えよう。
$$
2,\ 4,\ 6
$$
平均値は、
$$
\bar{x}
=
\frac{2+4+6}{3}
=
4
$$
なので、
$$
\boxed{
平均値=4
}
$$
である。
この平均値から、
それぞれのデータがどれくらい離れているかを考える。
ここで登場するのが、
偏差(へんさ)
だ。
偏差(へんさ)とは??
偏差とは、
それぞれのデータの値と平均値との差
だ。
式では、
$$
\boxed{
偏差
=
データの値-平均値
}
$$
となる。
今回のデータ、
$$
2,\ 4,\ 6
$$
の平均値は、
$$
4
$$
だった。
だから、それぞれの偏差は、
$$
2-4=-2
$$
$$
4-4=0
$$
$$
6-4=2
$$
となる。
したがって、
$$
\boxed{
偏差=-2,\ 0,\ 2
}
$$
である。
偏差は「平均からどれだけズレてる?」を見る数字だ。
でもな、
偏差の平均では散らばりを表せないんだ。
さっきの例でやってみよう。
偏差は、
$$
-2,\ 0,\ 2
$$
なので、
平均は、
$$
\frac{-2+0+2}{3}
=
0
$$
となる。
つまり、
$$
\boxed{
偏差の平均=0
}
$$
だ。
えっ、なぜ偏差の平均は0になるのかって??
それは、
プラスとマイナスが打ち消し合ってしまうからさ。
平均値より小さいデータの偏差は、
マイナス
になる。
平均値より大きいデータの偏差は、
プラス
になる。
だから、偏差を全部足すと、
必ず0になる。
それゆえ、
偏差をそのまま平均しても、
データの散らばり具合は測れないんだな。
そこで偏差を2乗する
偏差をそのまま足すと、
プラスとマイナスが打ち消し合う。
そこで、
偏差を2乗するぞ。
さっきの偏差、
$$
-2,\ 0,\ 2
$$
を2乗すると、
$$
(-2)^2=4
$$
$$
0^2=0
$$
$$
2^2=4
$$
となる。
つまり、
$$
\boxed{
4,\ 0,\ 4
}
$$
だ。
すべて0以上になった。
これなら、
プラスとマイナスが打ち消し合うことはない。
分散(ぶんさん)とは??
ここで分散の登場だ。
分散とは、
偏差を2乗した値の平均だ。
つまり、
$$
\boxed{
分散
=
偏差の2乗の平均
}
$$
である。
今回の例なら、
$$
\frac{4+0+4}{3}
$$
なので、
$$
\boxed{
分散
=
\frac{8}{3}
}
$$
となる。
分散の公式
データの値を、
$$
x_1,\ x_2,\ \dots,\ x_n
$$
平均値を、
$$
\bar{x}
$$
とする。
このとき分散は、
$$
\boxed{
s^2
=
\frac{1}{n}
\left\{
(x_1-\bar{x})^2
+
(x_2-\bar{x})^2
+
\cdots
+
(x_n-\bar{x})^2
\right\}
}
$$
となる。
つまり、
各データと平均値との差を出す
↓
それぞれ2乗する
↓
全部足す
↓
データの個数で割る
という流れだ。
分散は何を表している?
分散は、
データが平均値のまわりにどれくらい散らばっているか
を表す。
分散が小さいなら、
データが平均値の近くに集まっている
ということ。
分散が大きいなら、
平均値から離れたデータが多い
ということだ。
でも分散には1つ問題がある
分散は便利だけど、
少し困ることがある。
それは、
単位が2乗されてしまう
ことだ。
たとえば、
身長のデータを、
$$
\mathrm{cm}
$$
で測ったとする。
偏差の単位も、
$$
\mathrm{cm}
$$
である。
しかし、
偏差を2乗すると、
$$
\mathrm{cm}^2
$$
になってしまう。
だから、
分散の単位も、
$$
\mathrm{cm}^2
$$
になる。
身長の散らばりを考えているのに、
$$
\mathrm{cm}^2
$$
と言われても、
感覚的には少しわかりにくいよな??
身長なら、
できれば、
cmのまま散らばりを表したい。
そこで登場するのが、
標準偏差(ひょうじゅんへんさ)
だ。
標準偏差とは??
標準偏差とは、
分散の正の平方根
のことだ。
つまり、
$$
\boxed{
標準偏差
=
\sqrt{分散}
}
$$
である。
今回の分散は、
$$
\frac{8}{3}
$$
だったので、
標準偏差は、
$$
\boxed{
\sqrt{\frac{8}{3}}
}
$$
となる。
およそ、
$$
1.63
$$
である。
なぜ標準偏差では平方根をとるの?
分散では、
偏差を2乗した。
だから単位も、
$$
\mathrm{cm}
\rightarrow
\mathrm{cm}^2
$$
になってしまった。
そこで、
平方根をとる。
すると、
$$
\sqrt{\mathrm{cm}^2}
=
\mathrm{cm}
$$
となり、
元のデータと同じ単位に戻る
んだ。
つまり、
$$
\boxed{
偏差を2乗
\rightarrow
分散
\rightarrow
平方根
\rightarrow
標準偏差
}
$$
という流れになっている。
2乗して散らばりを測ったけど、最後に平方根をとって元のスケールに戻す。それが標準偏差だ。
標準偏差は何を表している?
標準偏差も、
データの散らばり具合
を表す。
標準偏差が小さいほど、
データは平均値の近くに集まっている。
標準偏差が大きいほど、
データは広く散らばっている。
しかも、
標準偏差は、
元のデータと同じ単位
なので、
分散より感覚的に理解しやすい。
まとめ:偏差・分散・標準偏差の違い
ここまでをズバッと整理しよう。
偏差は、
$$
\boxed{
データの値-平均値
}
$$
で、
1つ1つのデータが平均からどれくらい離れているか
を表す。
分散は、
$$
\boxed{
偏差の2乗の平均
}
$$
で、
データ全体の散らばり具合
を表す。
標準偏差は、
$$
\boxed{
\sqrt{分散}
}
$$
で、
分散を元の単位に戻したバージョン
ってわけね。
それじゃあ
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