今日は天気もいいし、
肺呼吸の仕組み・流れ
を勉強していこう。
人の肺の作り構造はどうなってんの?
肺呼吸の流れをさっそく見ていきたいんだけど、その前にちょっと待った!
肺の中ってどうなってんの??
その肺の中身の構造をさきに見てみよう。
人間の顔には口と鼻があるよね。
それらにつながっている空気の通り道を
気管(きかん)
と人間界では呼んでいるんだ。
で、気管は枝分かれして
気管支(きかんし)
と名前を変え、その気管支の先には
肺胞(はいほう)
という小さい袋がたくさん付いているんだ。
その肺胞たちを外から肺が包み込んでいるよ。
肺呼吸の流れはどんな感じ??
肺の中身を抑えたら、次は肺呼吸の流れを見ていこう。
口と鼻から人は空気を外から吸い込む。
外から取り込んだ空気は、気管を通って体内の奥深くへGO。
気管はあるところで2方向に枝分かれ(名前は気管支に)。
さらに細かく枝分かれして、その先っちょには肺胞という小さな袋がたくさん付いている。
そして、その肺胞には
毛細血管がむちゃくちゃ多く張り巡らされている!!
外から取り込んだ酸素を毛細血管の中に取り入れて、その毛細血管から全身の細胞に血液を通して運んで届ける仕組みなんだね。
肺胞の毛細血管の役割は、外から酸素を取り込むだけじゃない。
体内を巡ってきた血液に含まれている二酸化炭素を、毛細血管から肺胞の中に戻す。
そして、毛細血管から取り出した二酸化炭素は酸素と逆の道をいく。
つまり、
気管支→気管→口・鼻→外
と運ばれるのさ。
この一連の流れを
肺呼吸
と人間界では呼ばれているよ。
こんな感じで、肺胞の毛細血管超大事。
酸素と二酸化炭素を血液とやりとりしてくれるからね。
なぜ、肺胞という大事なものがたくさん気管支の先っぽに付いているのかな??
それは、
肺胞の表面積を大きくして、毛細血管が空気と触れ合う面積を大きくするためさ。
このおかげで効率よく空気のやりとりを血液ができるようになっているんだ。
動脈血と静脈血の違い
それじゃあ、肺胞の毛細血管から入っていった酸素はこの先どうなるんだろう??
じつはこの酸素たちは血液の中を流れまくって、全身の細胞に届けられるんだ。
そして、外から取り入れた酸素を含む血液のことを
動脈血(どうみゃくけつ)、
一方、外に出す予定の二酸化炭素を多く運んでいる血液のことを
静脈血(じょうみゃくけつ)
と人間界では呼んでいるんだ。
つまり、動脈血と静脈血は、
運ぶものが違う!
動脈血は酸素、静脈血は二酸化炭素をおもに運んでるんだ。
この違いをまとめてみると次の表のようになるよ。
血管の種類 | 運ぶもの |
---|---|
動脈血 | 酸素 |
静脈血 | 二酸化炭素 |
肺から取り入れた酸素は動脈血を通して全身の細胞に運ばれる。
全身の細胞から静脈血を通して運ばれてきた二酸化炭素は肺に帰還し、口・鼻から体の外に脱出するんだ。
静脈血は肺に達すると、今度は動脈血に代わって酸素を外から取り入れるようになるのさ。
このように、肺呼吸を通して動脈血と静脈血がぐるぐる体内を巡回しているんだね。
それじゃあ、全身の細胞に運ばれた酸素は細胞でどうなってしまうんだろう??
そんじゃねー