中学1年数学で「文字式」を勉強していいことあんの??
中学1年生がでくわす最初の難関。
それは「文字の式」という数学単元です。小学校で勉強した算数とぜんぜん違いますよね??その理由としては、
英語の文字(a, b, c, d…)を使った計算式がばんばん登場するから
でしょう。数字の代わりに文字式を使う。文字式に実際の数字を入れてみる。
中学1年の文字式の単元ではそんな技が必要になってきます。
これって、文字式のあつかいに馴れていない中学1年生にとって大変なことですよね?!?おそらく中学1年数学の「文字式」で一番多くの脱落者がでるでしょう。
そこで今日は、
なぜ中学1年生の数学で「文字式」を勉強しなければいけないのか??
ということを徹底的に解説してみました。 おじさんになってみて気づいた文字式を勉強すると便利な理由を2つほど紹介します。
文字式なんてクソくらえ! 数学なんかやめていぇる!
とやけくそになっている方。とりあえずこの文字式の記事を読んでみてくださいね。
中学1年生から文字式を勉強すると便利な2つの理由
文字式を中学1年から勉強して何かいいことあるのか?!?
そんな疑問にお答えします。ぼくは文字式を勉強すると以下の2つのハッピーなことが起こると信じています。
理由1. 未来を予測できるようになるから
文字式を勉強すると「未来を予測できる」ようになります。 文字式は占いでも超能力でもありません。水晶玉でもありません。
文字式は日常生活でおこる出来事を「英文字」と「数字」だけで表現できちゃう道具です。文字と数字だけで未来を予測できるんです。
えっ。どういうことかぜんぜん分からないですって!??具体的な例で確認していきましょう。
ある日、サンタクロースがいたとしましょう。今年のプレゼントを苦悩しながらも決定。男の子には「ガンダムの消しゴム(100円)」。女の子には「プリキュアの化粧セット(12980円)」を上げることにしました。プレゼントの内容を決めた時点ではこのサンタが担当する男女の人数はわかっていません。
そこで、サンタはプレゼントにかかる総費用を文字式で表してみました。プレゼントをあげる男の子の人数をa人、女の子の人数をb人とします。すると総費用は、
となります。この文字式のa、bの値に数字を当てはめると、サンタが負担する費用を計算できるのです。つまり、どれぐらい費用がかかるのか、という未来を予測できることになります。
たとえば、男の子が10人、女の子が8人。プレゼント配達の担当になった場合を予想しましょう。aに10、bに8をいれてやれば、
と。こんなに少人数なのに・・・・・サンタの2015年クリスマスの負担額は10万円を超えることを予想できます。 財布の中に5万円しかなかったサンタは、いそいでアルバイトの面接に複数応募したとさ・・・
理由2. 謎を解けるようになるから
文字式をうまく使ってやれば謎をとけるようになります。
うぶな中学1年生はまだ謎をといた経験があまりないはず。あっ、名探偵コナンは例外ですけどね。
文字式を利用してやると、次の単元で勉強する「方程式」をばんばん作れるようになります。この方程式とはいわば「謎をとくための道具」なのです。
たとえば、先ほどのサンタを例にとりましょう。彼はクリスマスの司令部から次のような通知をうけとりました。
女の子の人数は4人だけど男子はまだわからないね
と。サンタの持ち金は10万円。男の子には100円のガンダム消しゴム、女の子には12980円のプリキュアセットを買うと固く決めていました。それじゃあ、男の子は最大何人まで担当することができるのでしょうか???
こんな謎があったとしましょう。
これは方程式という謎解きマシーンを利用すれば一発で算出できちゃいます。この状況を文字式で表現してやりましょう。サンタが担当する男の子の人数を人としてやると、
と文字式で表現できます。この文字式と等式が組合わさった計算式を「方程式」と呼んでいます。これをといてやると、
という答えがでます。つまり、男の子は最大480人までプレゼントをあげられるわけです。
これが文字式を利用した方程式の例です。
ほら?? 文字式を使えば謎がとけましたでしょ???
中学1年生から文字式をぐんぐん使いこなしちゃおう!
中1の数学から文字式を勉強するとこんないいことがあるんです。
文字式の使い方を覚えておけば、もしサンタになっても安心ですね。プレゼントにかかる経費を予想したり、プレゼントを配る人数を算出することができます。
文字式は日常生活にもっとも密接に結びついた単元
と言っても過言ではありませんね。
それでは、また今度です。
Ken