【社会地理】3分でわかる!時差の求め方の計算公式

時差の求め方の計算公式ってあるの??

こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。カラスに注意だね。

 

時差の求め方には計算公式があるよ。

ふたつの地点A・Bがあって、その地点の東経・西経をそれぞれ、

  • A地点の東経(°) = 東A
  • A地点の西経(°) = 西A
  • B地点の東経(°) = 東B
  • B地点の西経(°) = 西B

としよう。

 

時差の求め方 計算公式

 

このとき、A地点に対するB地点の時差は、

{(東B – 東A  – (西B – 西A)} ÷15

で計算できちゃうんだ。

 

時差の求め方 計算公式

 

たとえば、東経135°の東京で7/1の20時のとき、

西経150°のホノルル(ハワイ)での時刻を求めてみよう。

 

時差 求め方 計算公式

 

公式をつかえば一発さ。

  • 東A = 東京の東経
  • 西A = 東京の西経
  • 東B = ホノルルの東経
  • 西B = ホノルルの西経

をいれればいいから、

  • 東A = 135
  • 東B = 0
  • 西A = 0
  • 西B = 150

がはいりそうだ。

 

すると、

(東京に対するホノルルの時差)
= { (0 – 135 ) – (150-0)}÷15
= (-285)÷15
= -19

になる。

 

時差の求め方 計算公式

 

つまり、ホノルルは東京よりも19時間遅れてるってわけだ。

だから、東京が7/1の20時のとき、ホノルルでは、

20 – 19
= 1

日付が変わったばっかりの7/1の1:00amだね。

 

 

時差 求め方 計算公式

 

どう??

公式つかえば簡単でしょ??

 

 

なぜ、時差の求め方の計算公式はつかえちゃうの??

時差の求め方はわかった。くそ便利。

地理のテストで活躍しそうだ。

 

だけどさ、

なぜ、時差の求め方の計算公式が使えちゃうんだろう??

あやしすぎるね。

 

時差の公式を使う前に、つぎの5つをおさえておこう。

  • 1回転すると1日がおわる
  • 1日は24時間
  • グリニッジ天文台が世界の真ん中
  • 1回転を360°にわけてみた(西経と東経)
  • 15°で1時間の時差

 

 

地球が1回転すると1日がおわる?

まずは宇宙規模で考えよう。

1日の意味を宇宙規模でかんがえると、

地球が1回転すること

だよね?

 

太陽があって、地球がある。

太陽からの光があるA地点にあたりはじめて、

 

時差の求め方 計算公式

 

ぐわーって地球が回り続けて、

日があたらなくなちゃって、

だけれども月は太陽に照らされて、月はみえていて、

 

時差の求め方 計算公式

 

んで、またぐわーって地球がまわって日があたりはじめて、

 

時差の求め方 計算公式

 

1日がまたはじまるんだ。

こんな感じで、

(1日が経つ) = (地球が1回転すること)

ってことをおさえてね。

 

 

1日は24時間

1日は24時間しかないんだ。

だから、地球は24時間で1回転するってことになってるよ。

 

時差の求め方 計算公式

 

 

世界の中心を「グリニッジ天文台」としてみた

でもこれだと、

各地でいろいろな時間があることになるよね??

宇宙規模でおなじ瞬間だとしても、

A地点で日があたって朝っぽくても、

A地点の裏側のB地点では夜になってるかもしれない。

時差の求め方 計算公式

 

だから、

世界のどこかを標準時間と定めて、

そこからどれくらい離れてるかによって、

時間を調整する必要があったんだ。

 

そこで、世界の中心として選ばれたのがイギリスのロンドンにある

「グリニッジ天文台」

だ。

 

時差の求め方 計算公式

 

この天文台から、どれくらいその地点から離れてるのか??

によって、その地点の時間を決めることにしたんだ。

 

 

「グリニッジ天文台」からの距離を東に180°、西に180°にわけてみた

つぎはグリニッジ天文台からの距離の測り方だ。

まず、時間の中心であるグリニッジ天文台を0°とおく。

 

こいつより東の距離を「東経」、西の距離を「西経」とおいたんだ。

で、地球一周を360°にわけたかったから、東経・西経ともにマックスは180°だ。

 

時差の求め方 計算公式

 

それで、ちょうどグリニッジ天文台の地球の裏側を日付変更線としたんだ。

 

時差の求め方 計算公式

 

日付変更線の左でむかえる朝のほうが早くて、

右でむかえる朝は1日おくれた朝って取り決めたわけさ。

 

 

15°で1時間の時差

で、ここまでのことぜーんぶ踏まえると、

15°で1時間の時差

がうまれるんだ。

 

 

時差の求め方 計算公式

 

なぜなら、1日は24時間で、地球は一回転して、

その一回転が360°にわけられているからね。

360°を24時間でわれば、1時間の時差あたりの経度がでるってわけ。

 

 

こいつを計算してやると、

360°÷24
= 15°

になるね。

 

時差の求め方 計算公式

 

つまり、

1時間あたりの時差は15°になるってわけ!

 

だから、時差の求め方の計算公式では経度の差を15°でわってるわけだ。

 

時差の求め方 計算公式

 

 

まとめ:時差の求め方の計算公式は経度の差を15でわればいい!

時差の求め方は意外と簡単。

2地点の経度の差をだして、15でわればいいんだ。

公式を忘れてもいいように、

なぜ、時差の公式がつかえるのか?

ってこともおさえておこう。

そんじゃねー

Ken