時差の求め方の計算公式ってあるの??
こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。カラスに注意だね。
時差の求め方には計算公式があるよ。
ふたつの地点A・Bがあって、その地点の東経・西経をそれぞれ、
- A地点の東経(°) = 東A
- A地点の西経(°) = 西A
- B地点の東経(°) = 東B
- B地点の西経(°) = 西B
としよう。
このとき、A地点に対するB地点の時差は、
{(東B – 東A – (西B – 西A)} ÷15
で計算できちゃうんだ。
たとえば、東経135°の東京で7/1の20時のとき、
西経150°のホノルル(ハワイ)での時刻を求めてみよう。
公式をつかえば一発さ。
- 東A = 東京の東経
- 西A = 東京の西経
- 東B = ホノルルの東経
- 西B = ホノルルの西経
をいれればいいから、
- 東A = 135
- 東B = 0
- 西A = 0
- 西B = 150
がはいりそうだ。
すると、
(東京に対するホノルルの時差)
= { (0 – 135 ) – (150-0)}÷15
= (-285)÷15
= -19
になる。
つまり、ホノルルは東京よりも19時間遅れてるってわけだ。
だから、東京が7/1の20時のとき、ホノルルでは、
20 – 19
= 1
日付が変わったばっかりの7/1の1:00amだね。
どう??
公式つかえば簡単でしょ??
なぜ、時差の求め方の計算公式はつかえちゃうの??
時差の求め方はわかった。くそ便利。
地理のテストで活躍しそうだ。
だけどさ、
なぜ、時差の求め方の計算公式が使えちゃうんだろう??
あやしすぎるね。
時差の公式を使う前に、つぎの5つをおさえておこう。
- 1回転すると1日がおわる
- 1日は24時間
- グリニッジ天文台が世界の真ん中
- 1回転を360°にわけてみた(西経と東経)
- 15°で1時間の時差
地球が1回転すると1日がおわる?
まずは宇宙規模で考えよう。
1日の意味を宇宙規模でかんがえると、
地球が1回転すること
だよね?
太陽があって、地球がある。
太陽からの光があるA地点にあたりはじめて、
ぐわーって地球が回り続けて、
日があたらなくなちゃって、
だけれども月は太陽に照らされて、月はみえていて、
んで、またぐわーって地球がまわって日があたりはじめて、
1日がまたはじまるんだ。
こんな感じで、
(1日が経つ) = (地球が1回転すること)
ってことをおさえてね。
1日は24時間
1日は24時間しかないんだ。
だから、地球は24時間で1回転するってことになってるよ。
世界の中心を「グリニッジ天文台」としてみた
でもこれだと、
各地でいろいろな時間があることになるよね??
宇宙規模でおなじ瞬間だとしても、
A地点で日があたって朝っぽくても、
A地点の裏側のB地点では夜になってるかもしれない。
だから、
世界のどこかを標準時間と定めて、
そこからどれくらい離れてるかによって、
時間を調整する必要があったんだ。
そこで、世界の中心として選ばれたのがイギリスのロンドンにある
「グリニッジ天文台」
だ。
この天文台から、どれくらいその地点から離れてるのか??
によって、その地点の時間を決めることにしたんだ。
「グリニッジ天文台」からの距離を東に180°、西に180°にわけてみた
つぎはグリニッジ天文台からの距離の測り方だ。
まず、時間の中心であるグリニッジ天文台を0°とおく。
こいつより東の距離を「東経」、西の距離を「西経」とおいたんだ。
で、地球一周を360°にわけたかったから、東経・西経ともにマックスは180°だ。
それで、ちょうどグリニッジ天文台の地球の裏側を日付変更線としたんだ。
日付変更線の左でむかえる朝のほうが早くて、
右でむかえる朝は1日おくれた朝って取り決めたわけさ。
15°で1時間の時差
で、ここまでのことぜーんぶ踏まえると、
15°で1時間の時差
がうまれるんだ。
なぜなら、1日は24時間で、地球は一回転して、
その一回転が360°にわけられているからね。
360°を24時間でわれば、1時間の時差あたりの経度がでるってわけ。
こいつを計算してやると、
360°÷24
= 15°
になるね。
つまり、
1時間あたりの時差は15°になるってわけ!
だから、時差の求め方の計算公式では経度の差を15°でわってるわけだ。
まとめ:時差の求め方の計算公式は経度の差を15でわればいい!
時差の求め方は意外と簡単。
2地点の経度の差をだして、15でわればいいんだ。
公式を忘れてもいいように、
なぜ、時差の公式がつかえるのか?
ってこともおさえておこう。
そんじゃねー
Ken