どうも、Kenです。雨と風に打たれるね。
中学の地理で時差を勉強していると、
日本標準時子午線(にほんひょうじゅんじしごせん)
を勉強するよね。
こんな言葉友達との会話じゃ出てこないし、
漢字で8文字とか勘弁してほしいよね。
そこで今日は、中学の地理を攻略するために、
日本標準時子午線とは??
をみていこう。
まずは「日本標準時子午線」から「日本」を取った、
標準時子午線とは何者なのか??
をおさらいしよう。

標準時子午線とはズバリ、
ある地域の「基準となる時刻」の計算に使う経線
のことだね。
時差の求め方の記事で、
経度によって時差を計算するって習ったよね??
国とか地域って横にデカイから、時差を計算する経線が何本も通っちゃってるのよ。

これじゃあ、時差を計算するときに戸惑っちゃうよね。
どの経線使ったらいいかわからないじゃん??
そこでぼくらが使うのが、
標準子午線
なんだ。
国とか地域とかが、
「この経線で時差を計算することにしよう」
って取り決めちゃった経線のことね。

日本も、横に長い国のうちの1つ。
たくさんの経線が通ってるんだ。
だから、標準時子午線を決めないと、地域ごとに主張する時間が違ってきちゃうのさ。
北海道の人は18時だと思ってるけど、
福岡の人は17時と思ってる。。
っていう事態も十分にアリエル。
これでは不可解きまわりないね。
そこでぼくらは、日本を通ってる経線から、ある1つのものを選んだんだ。
それは、
東経135度。

なぜこれを選んだかというと、
15の倍数になっていて時差が計算しやすいからなんだ。
時差の求め方では15度で1時間の時差が発生してたからね。
→詳しくは時差の求め方の記事を読んでみて。
んで、
日本標準時子午線の東経135度はどこを通ってるかというと、
兵庫県の明石市
というところだよ。

ちょうど、明石市の「明石市立天文科学館」に東経135度が通ってるんだ。
この科学館には、突起のようなものが付いていて、
ウルトラマンのツノのようなところをちょうど日本標準時子午線が通ってるよ。

この明石市立科学館以外にも、明石市には日本標準時子午線が通ってるオブジェがたくさん。
駅のホームの線とか、

街の交番とか、

公園とかにね。

日本標準時子午線が気になったら兵庫県明石市に行ってみようぜ。
日本標準時子午線はちょっとわかったかな??
今日の内容を軽く復習しておこう。
国とか地域が基準にする経線のこと。
これがないと、地域ごとに標準時間をバラバラに持っちゃって、
時間の共通認識が持てなくなる。
日本の標準時が基準とする子午線のこと。
時差を計算しやすくするために15の倍数の東経135度を利用。
日本標準時子午線は兵庫県明石市の明石市立天文科学館を通ってる。
この科学館の周辺には様々なオブジェが存在する。
そんじゃねー
Ken
こんにちは!この記事をかいてるKenだよ。カラスに注意だね。
時差の求め方には計算公式があるよ。
ふたつの地点A・Bがあって、その地点の東経・西経をそれぞれ、
としよう。
このとき、A地点に対するB地点の時差は、
{(東B – 東A – (西B – 西A)} ÷15
で計算できちゃうんだ。
たとえば、東経135°の東京で7/1の20時のとき、
西経150°のホノルル(ハワイ)での時刻を求めてみよう。
公式をつかえば一発さ。
をいれればいいから、
がはいりそうだ。
すると、
(東京に対するホノルルの時差)
= { (0 – 135 ) – (150-0)}÷15
= (-285)÷15
= -19
になる。
つまり、ホノルルは東京よりも19時間遅れてるってわけだ。
だから、東京が7/1の20時のとき、ホノルルでは、
20 – 19
= 1
日付が変わったばっかりの7/1の1:00amだね。
どう??
公式つかえば簡単でしょ??
時差の求め方はわかった。くそ便利。
地理のテストで活躍しそうだ。
だけどさ、
なぜ、時差の求め方の計算公式が使えちゃうんだろう??
あやしすぎるね。
時差の公式を使う前に、つぎの5つをおさえておこう。
まずは宇宙規模で考えよう。
1日の意味を宇宙規模でかんがえると、
地球が1回転すること
だよね?
太陽があって、地球がある。
太陽からの光があるA地点にあたりはじめて、
ぐわーって地球が回り続けて、
日があたらなくなちゃって、
だけれども月は太陽に照らされて、月はみえていて、
んで、またぐわーって地球がまわって日があたりはじめて、
1日がまたはじまるんだ。
こんな感じで、
(1日が経つ) = (地球が1回転すること)
ってことをおさえてね。
1日は24時間しかないんだ。
だから、地球は24時間で1回転するってことになってるよ。
でもこれだと、
各地でいろいろな時間があることになるよね??
宇宙規模でおなじ瞬間だとしても、
A地点で日があたって朝っぽくても、
A地点の裏側のB地点では夜になってるかもしれない。
だから、
世界のどこかを標準時間と定めて、
そこからどれくらい離れてるかによって、
時間を調整する必要があったんだ。
そこで、世界の中心として選ばれたのがイギリスのロンドンにある
「グリニッジ天文台」
だ。
この天文台から、どれくらいその地点から離れてるのか??
によって、その地点の時間を決めることにしたんだ。
つぎはグリニッジ天文台からの距離の測り方だ。
まず、時間の中心であるグリニッジ天文台を0°とおく。
こいつより東の距離を「東経」、西の距離を「西経」とおいたんだ。
で、地球一周を360°にわけたかったから、東経・西経ともにマックスは180°だ。
それで、ちょうどグリニッジ天文台の地球の裏側を日付変更線としたんだ。
日付変更線の左でむかえる朝のほうが早くて、
右でむかえる朝は1日おくれた朝って取り決めたわけさ。
で、ここまでのことぜーんぶ踏まえると、
15°で1時間の時差
がうまれるんだ。
なぜなら、1日は24時間で、地球は一回転して、
その一回転が360°にわけられているからね。
360°を24時間でわれば、1時間の時差あたりの経度がでるってわけ。
こいつを計算してやると、
360°÷24
= 15°
になるね。
つまり、
1時間あたりの時差は15°になるってわけ!
だから、時差の求め方の計算公式では経度の差を15°でわってるわけだ。
時差の求め方は意外と簡単。
2地点の経度の差をだして、15でわればいいんだ。
公式を忘れてもいいように、
なぜ、時差の公式がつかえるのか?
ってこともおさえておこう。
そんじゃねー
Ken