三角比で木の高さを求める方法!仰角と目の高さに注意
妖練習 連立方程式 スーパードリル 500
よう、消しゴムの妖精のクマシロだ。今日は三角比を使って、木の高さを求める問題をやるぞ。
高校数学Iの三角比では、次のような問題が出てくる。
木の根元から8m離れた地点で、木の先端を見上げたところ、仰角は35°であった。
目の高さを1.4mとすると、木の高さは何mか。
四捨五入して、小数第1位まで求めよ。
ただし、$$\tan 35^\circ = 0.7002$$ とする。

この問題では、
- 木の根元からの距離
- 木の先端を見上げる角度
- 目の高さ
が与えられている。
そして、求めたいのは、
木の高さ
だ。
一見すると、どうやって高さを出すのか迷うかもしれない。
でも、考え方はシンプルだ。
tanを使って、最後に目の高さを足す
これだけだ。
このタイプの問題は、tanで「目の高さから上の部分」を出して、最後に目の高さを足す。そこが勝負どころだな。
この記事では、この例題を使って、三角比で木の高さを求める方法をわかりやすく解説していく。
そもそも仰角(ぎょうかく)とは何者??
仰角とは、水平な線から上を見上げたときの角度のことだ。

木の先端やビルの屋上を見上げるときに出てくる角度だな。
今回の例題では、木の先端を見上げた角度が35°なので、
$$35^\circ$$
が仰角になる。
仰角は、上を見る角度だ。木のてっぺんを見るなら、だいたい仰角の出番だな。
図の見方
木の根元をQ、木の先端をPとする。
人の目の位置をAとし、人が立っている足元をBとする。
Aから木に向かって水平な線を引き、その水平な線が木と交わる点をRとする。
すると、求めたい木の高さPQは、
$$PQ = PR + RQ$$
と表せる。

ここで、
$$RQ = 1.4$$
だ。
なぜなら、RQは地面から目の高さまでの長さだからだ。
つまり、
$$PQ = PR + 1.4$$
となる。
いきなり木全体の高さを求めるんじゃないぞ。まずは目の高さから上の部分、つまりPRを求めるんだ。
なぜtanを使うのか
今回できる直角三角形は、
$$\triangle APR$$
だ。
角Aは35°。
横の長さARは8m。
求めたい高さPRは、角Aから見て向かい側の辺だ。
ここで使うのがtanだ。
tanは、
$$\tan A = \frac{対辺}{隣辺}$$
だった。
今回の図では、
$$\tan 35^\circ = \frac{PR}{AR}$$
となる。
ARは8mなので、
$$\tan 35^\circ = \frac{PR}{8}$$
だ。
したがって、
$$PR = 8 \tan 35^\circ$$
となる。

高さと横の距離が出てきたら、tanを疑え。tanは「高さ ÷ 横」みたいに使える場面が多いぞ。
PRを計算する
では、PRを計算しよう。
$$PR = 8 \tan 35^\circ$$
問題より、
$$\tan 35^\circ = 0.7002$$
なので、
$$PR = 8 \times 0.7002$$
計算すると、
$$PR = 5.6016$$
となる。

つまり、目の高さから木の先端までの高さは、
$$5.6016m$$
だ。
目の高さを足す
ここで終わりではない。
PRは、木の高さ全体ではない。
PRは、
目の高さから木の先端までの高さ
だ。
木の高さPQを求めるには、目の高さ1.4mを足す。
$$PQ = PR + RQ$$
$$PQ = 5.6016 + 1.4$$
$$PQ = 7.0016$$
よって、木の高さは、
$$7.0016m$$
となる。

小数第1位まで求めるので、四捨五入して、
$$PQ \fallingdotseq 7.0$$
したがって、答えは、
7.0m
だ。
PRを出して満足するなよ。最後に目の高さ1.4mを足す。ここがこの問題の落とし穴だ。
それじゃあな!
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