合弁花類と離弁花類の違いってなんなの!?
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。水に浸りたいね。
中1理科の植物の世界という単元で、被子植物は、
- 単子葉類
- 双子葉類
の2つの種類にわけられるって勉強したよね??
単子葉類は種から最初に葉っぱが一枚でる植物。
双子葉類は2枚ニョキッと生えてくるタイプだったね。
今日はもう一段階深掘りして、
双子葉類がさらに2タイプにわけられる
ってことを勉強していくよ。
双子葉類は、
- 合弁花類
- 離弁花類
の2種類にわけることができるんだ。
3分でわかる!合弁花類と離弁花類の違いと覚え方
合弁花類と離弁花類の違いはズバリ、
花弁がくっついてるか、離れているか、
の違いだけなんだ。
花弁がくっついて合体している植物は「合弁花類」、
逆に、花弁がバラバラに離れている植物は「離弁花類」っていうんだよ。
漢字から、どっちがどっちだか想像しやすいから助かるぜ。
「えっ、花弁が離れてるかくっついてるかはわからない」
って??
確かに。
花を外からフツーに眺めているだけだとわからないよね。
でも、メスやナイフで分解すると、その違いが一目瞭然なんだ。
合弁花類と離弁花類の具体例
合弁花類と離弁花類の植物の例をそれぞれ見ていこう。
合弁花類の例
花弁がくっついて合体しているのが合弁花類だったね??
この合弁花類に当てはまる植物は例えば、
アサガオ
かな。
アサガオの花弁は5枚あるってことになってるけど、分解しても一枚に合体しているんだ。
>>「アサガオの花のつくり」の詳細はこちら
離弁花類の例
離弁花類の例はたとえば、
アブラナの花
があるよ。
このアブラナの花を分解してみると、次のように4枚の花弁にわかれるんだ。
>>くわしくは「アブラナの花のつくり」へ
なんで単子葉類には合弁花類と離弁花類がないの??
合弁花類と離弁花類はだいたいわかった。
具体的な植物もイメージできたし完璧だ。
でもでもさ、
なんで単子葉類には合弁花類と離弁花類がないんだろうね??
単子葉類には、もちろん花弁はある。
単子葉類によっては、花弁がくっついてるものもあるし、離れているものもある。
「合弁花類と離弁花類が単子葉類にもあってもいいんじゃないか!?!」
って思うよね。
実は、これ、双子葉類を合弁花類と離弁花類に分けた経緯を辿ればスッキリするんだ。
双子葉類では、植物の種類のタイプ(科)ごとに、合弁なのか離弁なのかがキレイにわかれていたんだ。
例えば、アブラナの種類の「アブラナ科」に含まれる全植物の花弁が、バラバラに離れていたり、
アサガオの種類の「ヒルガオ科」の全植物の花弁がくっついて合体していたりしたんだ。
だから、植物を分類した学者さんたちが、
「あっ、じゃあ双子葉類は植物の科によって花弁がくっついたり離れていたりするから研究しやすいな」
ってことで、双子葉類には合弁花類と離弁花類という分類をもうけたんだ。
一方、単子葉類の方は、花弁の様子はほんとそれぞれ様々。
同じ科の中でも、離れている奴もいるし、くっついてるやつもいる。
これじゃあ、単子葉類で合弁花類と離弁花類とわけても、植物の研究に全く役に立たないんだ。
ってことで、双子葉類だけに合弁花類と離弁花類という分類をもうけたのね。
※参考リンク「一般社団法人 植物生理学会」
まとめ:合弁花類と離弁花類の違いはシンプルだけど事情は複雑
以上が、合弁花類と離弁花類の違いだね。最後にもう一度復習しよう。
双子葉類は、さらに、
- 合弁花類
- 離弁花類
っていう2つの種類にわけられて、両者の違いは「花弁がわかれているかどうか」だけ。
花弁がくっついて合体している双子葉類は「合弁花類」、
花弁が離れてバラバラになっている双子葉類は「離弁花類」になるわけね。
テスト前によーく復習しておこう。
そんじゃねー
Ken