中学理科ではいろいろな血管の種類が出てきて覚えづらいよね。
特に、
- 肺動脈
- 肺静脈
- 動脈血
- 静脈血
の4つね。
この血管たちは一体どう違うのか??
一つ一つ確認していこう。
動脈血と静脈血の違い
まずは動脈血と静脈血の違いから。
肺呼吸で勉強したように、動脈血と静脈血は
血液の中に含まれるものによる血液の分類なんだ。
酸素を多く含む血管を動脈血、
一方、二酸化炭素を多く含む血管を静脈血、
といったことを思い出してね。
血管がどこを通ろうが全くネーミングに関係なし!!
血液の中身で分類するのが動脈血と静脈血なんだ。
肺動脈と肺静脈の違い
次は肺動脈と肺静脈の違いだ。
この血管はどちらも、
肺と心臓を往復する血管なんだ。
肺動脈とは?
肺動脈は、心臓から送り出される動脈の一種。
その中でも、
心臓から肺に送られる動脈のことなんだ。
心臓から肺に血液を送る目的は、全身の細胞から心臓に戻ってきた血液に含まれる二酸化炭素を肺に送るためだよね。
つまり、この肺動脈には、
全身の細胞から帰ってきた二酸化炭素が多く含まれる!!
それゆえ、肺動脈は二酸化炭素を多く含む血管、つまり、静脈血なんだね。
血液が流れるルートで分類すると肺動脈なんだけど、血液の成分で見ると二酸化炭素を多く含む静脈血なんだね。
肺静脈とは?
考え方は肺動脈と同じだよ。
肺静脈とは、
肺から心臓に送られる血管のことなんだ。
つまり、肺から心臓へ戻る血液を流している血管が肺静脈なのさ。
この肺静脈の使命は「肺から取り込んだ酸素を心臓へ送り届けること」さ。
つまり、この肺静脈は
酸素を多く含んでいるんだ!
だから、通り道の観点からは「肺静脈」なんだけど、血液の成分で見ると酸素を多く含むから「動脈血」なんだね。
肺動脈と静脈血の覚え方
頭がこんがらがりそうだから、一旦整理しよう。
肺動脈は静脈血。
肺静脈は動脈血。
うん、こりゃ、絶対テスト本番でこんがらがるわ。
そこで、この肺動脈と静脈血の覚え方を考えてみたよ。
はい、どうぞ!ジョーンズ山脈(みゃく)
ハイパー丈夫(じょうぶ)なドレミ薬(やく)
シチュエーションとしてはこうさ。
ジョーンズ山脈でとれた秘薬の「ドレミ薬」を飲めばハイパー丈夫になれるらしいんだけど、それを誰かにプレゼントするシーンを思い浮かべてね。
この覚え方をマスターしておけば
- 肺動脈(はい、どう)は静(ジョ)脈血(みゃく)
- 肺(ハイ)静(じょう)脈は動(ド)脈(ミやく)血
と覚えられ、肺動脈が動脈血なのか、静脈血なのか迷う事は少なくなるはずさ。
そんじゃねー