高気圧・低気圧とはなにもの?わかりやすく説明してほしい
こんにちは!この記事を書いているKenだよ。銭湯へ、走ったね。
天気の単元で習う言葉に、
- 高気圧
- 低気圧
ってやつがある。
こいつらは、大人になってからもくそ頻繁に耳にする言葉だから、ぜひとも押さえておきたいね。
今日は「高気圧・低気圧」の正体を暴いていこう。
【復習】気圧とは何か??
まず復習しておきたいのが、
気圧
ってやつだ。
中学1年生の理科の「大気圧」で勉強してきたけど、
空気中にある物体に働く圧力のこと
だね。
「気圧」は、物体の上にある「空気の重さ」によって生じるから、低い場所には空気がいっぱいあるから気圧が高い。
逆に、高いところは上の空気量が少なくなるから、気圧が低くなるわけだね。
詳しくは「大気圧とはいったい何者?」で復習してみてね。
高気圧 ・低気圧とは??
それじゃあ、メインディッシュの「高気圧・低気圧」を見ていこう。
前回、等圧線の記事で
気圧が等しい地点を結ぶと等圧線になる
って勉強してきたよね。
実はこの等圧線は、閉じた曲線にもなるんだ。
こんな感じで、くるっと輪っかみたいに等圧線がかかれることがある。
このように「閉じた曲線になった等圧線に囲まれたやつ」のうち、
周辺よりも気圧が高いやつを「高気圧」、逆に、周辺より気圧が低いやつを「低気圧」と呼んでいるんだ。
つまり、高気圧・低気圧といっても、
具体的にどれくらいの気圧だったら高気圧、低気圧になるのかという数値の基準がない
というわけ。
あくまでも、
周辺と比べて高いのか?低いのか?
という相対的なものでしかないのさ。
高気圧・低気圧の風向きは?
だいたい高気圧と低気圧の正体がわかってきたね。
あと押さえておきたいのが、
高気圧・低気圧ではどんな風が吹いているのか?
だね。
前の等圧線の記事で、
風は気圧が高いところから低いところに空気が流れる現象
って勉強したきた。
この風の性質を踏まえると、
高気圧は周りよりも気圧が高いから、高気圧を中心に外側に風が出て行くはず。
逆に低気圧の場合、周囲から空気が流れ込んでくるはずだ。
がしかしだよ?
日本付近でできる高気圧と低気圧は、まっすぐに風が吹いているわけではなく、右方向にゴールがずれてしまっているんだ。
高気圧と低気圧の風は、日本付近ではこんな感じの風の向きで吹いてるよ↓
なぜ風の向きは曲がってしまっているのか?
実はこれは、
コリオリの力が原因。
コリオリの力とは、地球が自転して生じている見かけの力のこと。
地球はご存知の通り、西から東に回転している(自転)よね?
実はこの回転によって、
地球にいる人からみると、本来まっすぐ移動するはずのものが右にそれているように見えるんだ。
だから、高気圧・低気圧周辺の風も右にそれているように見えるってわけ。
これはあくまでも北半球での話。南半球に働くコリオリの力は、北半球と逆の「左に目的地がそれる」という向きに働く。
北半球と南半球では、高気圧と低気圧の風向きが反対になることに注意してね。
高気圧・低気圧の風の向きの覚え方
後はこの風の向きの覚え方だね。
おすすめなのは、
- 高気圧・低気圧からまっすぐ風をかいてみる
- コリオリの力を考慮してゴール・中間点を右にずらす
- スタート地点とゴール地点を結ぶ
と順を追って風向きを考えることかな。
たとえば、高気圧からまっすぐ風を出してみる。
そして、本来真っ直ぐ到達するはずの風が、北半球エリアの場合、右にゴール地点がずれる。
そして、スタート地点に近い中間地点もずらしてみよう。ポイントは、
コリオリの力はスタートに近いほど弱いということ。
だから、ゴールのズレよりも小さくなるはずだ。
そして、それをスタート地点から滑らかに結んであげるんだ。
これで高気圧の風の向きがかけるはずだよ。
こんな感じで、
なぜ高気圧・低気圧の風の向きは曲がるのか?
まで理解しておけば万々歳。」
ぜひやってみてね。
そんじゃねー
Ken