中学理科のだ液の実験では、
- ヨウ素液
- ベネジクト液
という2つの液体を活用していくよ。
いったいこのヨウ素液とベネジクト液はどう違うのかな??
その違いを
- 反応するもの
- 反応前の色
- 反応後の色
- 何をすると色が変わるのか
の4つの視点で違いを見ていこう。
ヨウ素液とはどんな液体??
ヨウ素液とは、
ヨウ素が溶け込んだ液体だよ。
デンプンに反応する性質を持っているんだ。
一体どう反応するのかというとも、色が変わるのさ。
もともとの「黄色」から「青紫色」に変化する!
デンプンが入っているかわからない液体に、デンプンが入っているか調べるときに大活躍。
その液体にヨウ素液を入れるんだ。
ヨウ素液の色が青紫色に変化したら、その液体にはデンプンが入っていると判明するよ!
入れるだけで液体中のデンプンの有無を確かめられる優れものなんだ。
ベネジクト液とは何者なのか?
次はベネジクト液だね。
お察しの通り、
ベネジクトさんが開発した液体さ。
1910年、アメリカのベネジクトさんが開発したこの液体は、
還元糖を発見するための薬なんだ。
還元糖とは、
還元性のある糖
(コトバンクより)
のことで、たとえば、
- オリゴ糖
- ブドウ糖
- 麦芽糖
が挙げられるね。
それじゃあ、いったい、このベネジクト液が反応するとどうなるのか??
ヨウ素液と同じように色が変化するんだけどね、ただ調べたい液体に入れるだけじゃダメなんだ。
入れた後、加熱してやらないと、色が変わらないんだ。
もし、調べた液体に麦芽糖やブドウ糖が入っていたら色がどう変化するのかな?
もともとの青色から赤褐色に変化するんだ。
そして、ただ液体の色が変化するんじゃない。
その液体の中に、赤褐色の沈殿物(小さい個体の物質)が液体の中にあらわれるんだ。
この新しく発生した沈殿物(小さい物質たち)の色が赤褐色だから、調べた液体全体の色が赤褐色に変化したように見えるんだよ。
うん、以上。
最後にヨウ素液とベネジクト液の違いをまとめるよ。
違い | ヨウ素液 | ベネジクト液 |
---|---|---|
反応する物質 | デンプン | 還元糖(例:オリゴ糖、ブドウ糖、麦芽糖) |
反応前の色 | ||
反応後の色 | ||
反応させる方法 | 入れるだけ | 入れて加熱 |
2つの液体は
- 反応する物質
- 反応前の色
- 反応後の色
- 反応させる方法
が異なっているんだね。
そんじゃねー