メスシリンダーの使い方の使い方がいまいちわからん!
こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。並盛り野菜一丁、だね。
中1理科では実験とか観察とかいろんなことにチャレンジしていくよ。
実験や観察では便利な道具を使っていくんだけど、中でも重要なのは、
メスシリンダー
という道具だ。
メスシリンダーって結構カッコいい名前ついてるけど、じつはすごくシンプルな道具。
簡単に言ってしまうと、
メモリの付いている入れ物
のことさ。
で、一体何に使われるかというと、
「もの」の体積をはかるための道具なんだ。
たとえば、水をスーッとメスシリンダーに流し込んでみよう。
すると、メモリを読み取るだけで、メスシリンダーに入れた水の体積がわかっちゃうわけ。
どう??便利じゃない??
今日はもうちょっとくわしく、このメスシリンダーの使い方を勉強していこうか。
=もくじ=
- メスシリンダーの使い方(液体編)
- メスシリンダーの注意点
- メスシリンダーの使い方(固体編)
3分でわかる!メスシリンダーの使い方〜液体編〜
早速、メスシリンダーの使い方を見ていこう。
まずは、一番シンプルな液体の体積のはかり方を紹介しよう。
Step1. 水平な場所を探す
まずやって欲しいのが、
水平な場所を探す
ということ。
水平な場所じゃなかったら、こんな感じで、みるメモリによって体積が違っちゃったり、
メスシリンダーが倒れて中の液体がこぼれちゃったりするかも。
だから、メスシリンダーが安全に正しく使える水平な場所を探すんだ。
Step2. 液体をメスシリンダーに入れる
液体をメスシリンダーにジョボジョボ入れてみよう。
はじめの方はダーって入れて、
残りをスポイトでちびちび入れてやると、より正確に体積が測れるね。
Step3. メスシリンダーのメモリを読む
最後は、メスシリンダーのメモリを読むだけ。
どう?
平らな場所で、液体をメスシリンダーに入れて、メモリを読むだけ。
ウルトラ簡単でしょ??
メスシリンダーのメモリを読むときの3つの注意点
だが、しかし、そんなに世間は甘くない。
メスシリンダーのメモリを読むときには次の3つのことに注意しなきゃいけないんだ。
注意点1. 単位に注意せよ!
まず一つ目のポイントはメスシリンダーのメモリの単位だ。
たいていのメスシリンダーの1メモリは、
1 ml(ミリリットル)
を表していることが多いね。
だけど、体積の単位って、
cm³(立方センチメートル)だったよね。
「メモリの単位が違うじゃん!」
ってことになっちゃう。
そこで、次のようにメスシリンダーのmlをcm³に変換して欲しいんだよ。
1 ml = 1 cm³
ってね。
このメスシリンダーの単位の変換にはくれぐれも注意してくれ。
注意点2. 液面のメモリを読む
メスシリンダーに液体を入れると、こんな感じで、端っこが尖って、真ん中が平らになるはず。
たぶん、メスシリンダー初心者は、
ここのメモリを読むか、
こっちのメモリを読むかで迷うと思うんだよね。
メスシリンダーのメモリを読むときは必ず、
こっちの平らな液面で読むって覚えて置いてね。
たとえば、次のメスシリンダーの例だと、45 mlかな。
注意点3. 「1メモリ」の10分の1まで読む
次は、メスシリンダーのメモリをどこまで細かく読むのかって話。
メスシリンダーで体積を計測するときは、
1メモリの10分の1まで読む
っていう決まりになっているんだ。
これは決まりだからしょうがない。
たとえば、1メモリが1mlのメスシリンダーだったら、
1mlの10分の1の「0.1ml」まで読まないといけないのね。
仮に、1メモリあたり10mlのメスシリンダーだったら、
1mlまで読まないといけないのさ。
上のメスシリンダーの例でいうと、
45.5[ml]
かな。だって、1メモリあたり1mlで、1メモリの半分まで液面がきているからね。
「メモリとメモリの間のどれくらいに液面があるのか?」
を雰囲気で読み取って、10段階で読み取ってあげよう。
注意点4. 目線の高さは液面に合わせる
最後に注意して欲しいのは、目線の高さ。
どの位置からメスシリンダーを眺めるのかって話だ。
背伸びして見たり、しゃがんだりすると、メスシリンダーの中の液面の高さが違って見えちゃうからね。
メスシリンダーで体積をはかるときは必ず、
液面(液体がへこんだところ)に目線を合わせてメモリを読み取ってみて。
メスシリンダーの使い方〜固体編〜
最後に、メスシリンダーで固体の体積をはかる時の使い方を見ていこう。
固体ってたとえば、消しゴムとか、10円玉とか、そんな感じのやつね。
今回は例として、消しゴムの体積を測ってみよう。
Step1. メスシリンダーに水を入れる
まずは、メスシリンダーに水を入れちゃうおう。
水の入れ方に関しては、さっきのメスシリンダーの使い方(液体編)を見て見てね。
Step2. メモリを読み取る
水がどれくらいの体積なのか読み取っておこう。
さっき紹介した4つの注意点に気をつけてメモリを読みとってみてね。
Step3. 物体を沈ませる
次に、物体をメスシリンダーの中に沈ませよう。
水より重たいものだったら糸で吊るして下に下げればいいし、
水より軽いものだったら糸だと浮いてきちゃうから、針金を使って入れてみよう。
今回の消しゴムは水の比重より重いみたいだから、糸を使って入れて見たよ。
Step3. ふたたびメモリを読み取る
もう一度、メスシリンダーのメモリを読み取ってみよう。
たぶん、固体を入れる前よりも液面が上に上がってると思うんだよね。
消しゴムを入れた後も、いえれる前と同じように、液面に水平な位置に目線を合わせて、
メモリを読み取ってみようぜ。
Step4. メモリの差を計算
最後に、
- 固体を入れる前の体積
- 固体を入れた後の体積
の差を計算しよう。
具体的には、
(固体の体積)=(固体を入れた後の体積)-(固体を入れる前の体積)
で計算できるよ。
さっきの消しゴムの例でいうと、
- 固体を入れる前の体積:45 cm³
- 固体を入れた後の体積:57 cm³
だった。
引き算して消しゴムの体積を計算してみると、
(固体を入れた後の体積)-(固体を入れる前の体積)= 57 – 45
= 12 cm³
になるね。
つまり、この消しゴムの体積は12cm³になるってわけ。
これで固体も液体の体積もメスシリンダーで計測できるようになったね。
メスシリンダーの使い方は液体と固体の体積まで押さえよう
以上が、メスシリンダーの使い方だったよ。
最後に復習しおこっか。
メスシリンダーはメスのシリンダーじゃなくて、
ものの体積をはかるための容器で、メモリがついた入れ物のこと。
メスシリンダーの使い方(液体)は、
- 水平な場所探す
- 液体入れる
- メモリ読む
の3ステップでいいんだけど、
- メモリの単位は?
- メモリをどこで読むか?
- メモリをどこから読むか?
- メモリをどこまで詳しくみるか?
の4つの注意点に気をつけて計測してみてね。
固体の体積をはかりたいときは、固体をメスシリンダーにぶち込んで、
- 入れるまえ
- 入れた後
の体積の差を計算すればよしだ。
そんじゃねー
Ken