こんにちは、雀の妖精、スズノです。
これから皆さんと一緒に人類の歴史を学んでいきます。
最初に、
人類の出現、
つまり、
人類がいつ生まれ、いかようにして今の人間になったのか?
その長い道のりを学んでいきますよ。
猿人と原人と新人の違い
ズバリいいますよ。
人類は
- 猿人
- 原人
- 新人
の順番に進化してきたのです。
それぞれの人類の特徴を見ていきましょう。
猿人(えんじん)
最初に現れた人類は
猿人
です。
今からおよそ7,000,000年前(140,000じいさん前)、アフリカで出現した、と人間界ではいわれています。
猿人よりももっと前に人類の祖先がいたかもしれません。
が、今の段階ではこの猿人の出現が最初だと、と認識しておきましょう。
さて、この猿人。
特徴はなんといっても、
二足歩行
ができることです。
4本の足のうち、前の2本の足を手として使います。
後ろ足の2本を歩くために使って移動できるわけです。
このおかげでどうなったと思いますか?
そうです、腕(前足2本)が使えるようになり、手で道具を扱えるようになりました。
この猿人の脳の容量は、
400〜600㎤
と言われています。
500 ml のペットボトルの大きさを想像していただければと思います。
原人(げんじん)
続いて、現れた人類は今からおよそ2,000,000年前(40,000じいさん前)に現れた
原人
です。
猿人の特徴だった「二足歩行」に加えて、
- 言葉
- 火
を使えるようになりました。
そして、脳の容量は800から1300㎤に拡大。
先程の猿人の脳の容量からおよそ2倍の大きさです。
1リットルパックの大きさを想像していただければと思います。
新人(しんじん)
続いて、今から200,000年前(4,000じいさん前)、
現在の人類の直接の祖先にあたる、
新人
という人類の種類が出現しました。
人間の生物学の世界では「ホモサピエンス」という学名がつけられています。
特徴としては、脳の容量がさらに原人の時代からさらに大きくなったことです。
1400〜1800㎤
の脳の容量があったと言われています。
初期の人類の猿人の3倍。
1つ前の祖先の原人の約1.5倍に相当する脳の大きさなのです。
以上が人類の出現とその進化のあらましです。
表にまとめると次のようになります。
人類の種類 | 年代 | 特徴 | 脳の容量 |
---|---|---|---|
猿人 | 7,000,000年前 | 二足歩行をはじめる | 400〜600㎤ |
原人 | 2,000,000年前 | 火と言葉を使いはじめる | 800〜1300㎤ |
新人 | 200,000年前 | 脳の大きさがさらに拡大 | 1400〜1800㎤ |
猿人と原人と新人の覚え方
この人類の出現の単元でテストに出やすいのは、
人類の出現の順番
です。
- 猿人
- 原人
- 新人
という順番で人類は進化してきましたが、この順番をテスト前に覚えねばなりません。
そこで皆さんに次の語呂を提案します。
エンジンつき原付で新記録
体育祭の100 m走イメージしてください。
活躍してクラスに貢献したかったAくん。
なんと、高性能エンジン搭載の原動機付き自転車で100 m走に参加しました。
結果は爆走で単独の1位。
圧倒的な新記録で、校内の歴代新記録を樹立しました。
このギリギリありそうなシーンを思い浮かべられれば、こっちものです。
なぜならそれぞれの語呂は次のように対応しているからです。
- 猿人(エンジン)
- 原人(げんつき)
- 新人(しんきろく)
という人類の進化の順番を覚えられることは間違いないでしょう。
人類の出現を歴史の授業で学ぶ意義
以上が、人類の出現と進化のあらましでした。
皆さんの中にはこう思っている方もいるかもしれませんね。
「なぜ、歴史の時間で人類の出現から勉強しなきゃならないのか・・・・」
と。
そんな皆さんのために、歴史の最初に人類の出現と進化を学ぶ意義についてお話ししたいと思います。
ここまで脳の容量とか、二足歩行とか、人類の特徴を勉強してきましたね。
テストで出やすいのもここあたりのお話です。
が、しかしです。
この単元で最も重要なのは
年代
です。
ズバリ、
人類の歴史は猿人が出現した
7,000,000年前から始まっている
ということです。
(もしかしたらもっと前にも始まっているかもしれませんけどね)
これから皆さんが学んでいく歴史の出来事は古くて縄文時代の約10,000年前の出来事です。
日本の歴史の出来事に絞れば、古くて約10,000年前の縄文時代。
これは、7,000,000年前という人類の歴史の長さから、考えればほんのわずかなものでしかありません。
その縄文時代の10,000年前の出来事でさえ、つい最近の出来事と言っても過言はないでしょう。
これは(再び)100 m走に例えるとわかりやすいです。
人類の歴史の7,000,000年を100 mに例えると、縄文時代の10,000年前の出来事は700分の1。
つまり、100m走のうちの0.14 m です。
0.14 m に相当するのはたったの14 cmです。最新のiPhone 15の縦サイズが14.76 cm ですので、皆さんがお持ちのスマートフォンをイメージしていただければと思います。
縄文時代の10,000年前の出来事といえど、人類の歴史を100 m走に例えば、14 cm(スマートフォンの大きさ)の出来事でしかかないのです。
14 cm 走ならスタートダッシュだけで勝敗が決するため、もしかしたら・・・・いけるかもしれませんね。
それゆれ、これから皆さんと一緒に勉強していく歴史の出来事、人類の過去の出来事は割と全て最近の出来事なのです。
100 m のうち、たった14 cm。このことを胸に留め、ともに人類の歴史を勉強していきましょう。
それでは!