ここでは、
- 単体
- 化合物
- 混合物
- 純粋な物質
の違いを勉強していこう。4つも用語が出てきて大変だけど、1つ1つクリアしようね。
混合物と純粋な物質の違いとは?
まずは「混合物」と「純粋な物質」の違いから。
すべての物質は
- 純粋な物質
- 混合物
にわけられるのさ。
純粋な物質とは?
純粋な物質とは、
1種類の物質で成り立っている物質
だよ。
例えば、水とか、水素とか、酸素だね。
こいつらはどう解剖しまくっても、1種類の物質しか出てこないんだ。水ならどこまで行っても水、ってわけ。
混合物とは?
混合物とは、
2種類以上の純粋な物質から成り立つ物質だよ。
例えば、空気は混合物さ。
「空気」という物質は存在していないんだ。空気の正体は、
- 酸素
- 窒素
- 二酸化炭素
- アルゴン
といった複数の純粋な物質の気体が組み合わさってできているんだよね。
この「空気」のような物質を人間界では「混合物」と呼んでいるよ。
単体と化合物の違いとは?
純粋な物質と混合物の違いもしっくりきたかな?
今度は「単体」と「化合物」の違いを見ていこう。
混合物は一旦脇に置いておいて「純粋な物質」を詳しく掘り下げるんだ。
実はこの純粋な物質、さらにさらに、
- 単体
- 化合物
に細かく分類できるのさ。
単体とは?
単体とは、
1種類の原子から成り立つ純粋な物質だよ。
例えば、酸素や水素。
こいつらは単体に該当するね。
分子をつくって複数の原子が集まってもノープロブレム。
ポイントは、1種類の原子でできているか、ってことなんだ。
複数の原子が集まってできていても、全部の原子が同じで1種類なら、それは単体に分類されるのさ。
化合物とは?
そいで、化合物とは、
2種類以上の原子から成り立つ純粋な物質
だよ。
例えば、水とか、二酸化炭素が化合物だね。
化合物は2種類以上の単体に分解できるんだ。
例えば、水は電気分解すると水素と酸素に分解できると実験でわかっている。
水素と酸素は純粋な物質で、しかも1種類の原子から成り立つ「単体」だったよね。
ということは、水は2種類以上の原子からなる化合物なんだよ。
そして、その水の元になっている水素と酸素は、1種類の原子から成り立つ単体ってことね。
うん、以上が単体と化合物と混合物と純粋な物質の違いだよ。
最後にまとめて表で復習しよう。
用語 | 意味 |
---|---|
混合物 | 2種類以上の純粋な物質からなる物質 |
純粋な物質 | 1種類の物質からなる成り立つ物質 |
単体 | 1種類の原子からなる純粋な物質 |
化合物 | 2種類以上の単体から成り立つ純粋な物質 |
図であらわすとこうなる。
そんじゃねー