中学理科でよく質問をうけるのが、
化学反応式の作り方・問題の解き方
だ。
化学式とか元素記号とかぶっちゃけむずいけど、
中2理科では、ガンガン問題にでてくるよ。
そこで今日は、中2理科を制するために、
化学反応式の作り方を4ステップで解説してみた。
よかったら参考にしてみてね。
化学反応式の作り方のポイントは1つしかない。
それは、
変化前後の原子の数をあわせること
だ。
えっ。どうやって原子の数をあわせるのかって??
じつは、変化前後の化学式の係数をいじって原子数を調整するんだ。
やってることは汚いかもしれない。
だけど、ものすごくシンプルなのさ。
つぎの4ステップでつくれちゃう。
例として、
銅(Cu)が酸素(O2)と結合して酸化銅(CuO)になる事象
を化学反応式にしてみようか。
とりあえず化学反応式を書いてみよう。
変化前後で原子の数があってなくても大丈夫。
のちのち調整していくからね。
化学反応式では2つの物質を「+」でつないで、
「→」のあとに化学変化後の物質をおけばいいよ。
「→の左側」が「変化前」、
「→の右側」が「変化後」をあらわしているんだ。
例の化学反応では、
がくっついて、
CuO
になるんだよね??
だから、今回では、変化前の、
を+でむすぶ。
そいつらが酸化銅(CuO)になるから、酸化銅は→の右側におく。
すると、
Cu + O2 → CuO
こうなるね!
原子の数はいったんスルーでOKさ。
つぎは、変化前後の原子の数をかぞえよう。
を確認すればいいんだ。
例題だと、変化前には、
で、変化後に、
になってるね!
どうやらこの化学反応式では、
変化前後で酸素原子(O)の数がおなじじゃない・・・!
なんとかせねば。。
変化前後の原子の数がちがうときは、
化学式の係数をいじる
ことで原子数をあわせていくよ。
まずは化合物(いくつかの原子がくっついてるやつ)の係数をいじるんだ。
例の酸素と銅の化学変化では、
酸化銅(CuO)
が化合物だ。
酸素と銅が組み合わさってできているからね。
変化後の酸素原子数を変化前の原子数にあわせるために、
この酸化銅(CuO)の係数を2にしてみようか。
すると、
Cu + O2 → 2CuO
になるね。
で、変化前後の原子の数をチェックしてみると、
変化前
変化後
っていう感じで、酸素原子数がおなじになったね!いいぞ!
今度は、化合物じゃない物質たちの係数をいじってみよう。
ほとんどの場合、単体の係数をいじることになる。
酸化銅の化学反応式では、
変化前のほうがCuが1つ少ないよね??
だから、変化前のCuの係数を2にしてやると、
2Cu + O2 → 2CuO
こうなる。
変化前後の原子数をくらべてみても、
ってかんじで、等しくなったことがわかるね。
これで化学反応式の完成だ!
化学反応式はめんどうそう。
だけどね、
係数をいじるワザ
をおぼえちまえば簡単。
変化前後の原子の数をあわせるだけだからね。
次は「化合の意味」に迫っていくよ。
そんじゃねー