磁力・磁界・磁力線とかよくわからん!
中学理科の「電流と磁界」で知っておきたいのが、
- 磁力
- 磁界
- 磁力線
の3つ。
こいつらを知っておくと、「電気と磁石」の内容がスーッと頭に入ってきやすいよ。
磁石とは??
まずそもそも押さえておきたいのが
磁石とはなんなのか?
ってこと。
磁石は生活に溶け込んでいて、日常生活でも見かける機会があるよね。
でもまあ、こいつは何者なんだって話から入ろう。
磁石とは、
古代ギリシャ時代に発見された不思議な石
と思っておけばいい。
どうやら、ある羊飼いが鉄の杖を地面についたところ、杖が地面にくっついてしまった事件が起こった。
この偶然のハプニングから、磁石が発見されたらしいんだ。
普通の石ころとは違って、「不思議な力が働いている石」が磁石というわけ。
磁力(じりょく)とは何か??
続いては磁力だね。
磁力とはズバリ、
磁石に働く力のこと
だね。
さっき磁石とは「不思議な石」と言ったけど、何が不思議かっていうと、
この石には「ある力」が働いているからなんだ。
具体的にどういう力かというと、
- 鉄を引き寄せる力
- 磁石同士で引き寄せたり退けあったりする力
を持っているよ。
中1理科の「力の種類」でちょっと勉強したけど、磁石には N 極と S 極があって、
- N 極と S 極が引き寄せ合う
- 同じ極同士なら退けあう
という性質があるね。
こんな感じで、磁石に働く力を「磁力」と呼んでいるんだ。
磁界(じかい)とは何??
磁界とは、
磁力が働く状態になっている空間のこと
を言うよ。
例えば、ここに磁石がポンと置いてあるとしよう。
そして、その磁石の磁力がこの範囲に働いている。
この時、磁力が働いている範囲を「磁界」と呼んでいるんだね。
磁力線(じりょくせん)とは何か?
さっき紹介した「磁界」には「ある方向性」があることが発見されたんだ。
それは、
N 極から S 極に向かう
というもの。
例えば、ある磁界の中に、方位磁針を置くと 「ある方向」を指し示すことになる。
なぜなら、方位磁針の針は磁石になっていて、Nの部分にN極、反対側はS極になってるからだ。
だから、方位磁針の針のN極はS極がある方を向くはず。
このN極からS極への方向性を「磁界の向き」というよ。
で、「磁界の向き」を線で表したものを「磁力線」と呼んでいるんだ。
磁力線をかきたいときは、磁界の中に方位磁針を置いて、 N 極が示す方向を線で結んでやるといいぜ。
という感じで、
- 磁力
- 磁界
- 磁力線
というキーワードをまずは押さえていこう!
次はいよいよ「右ねじの法則の使い方」を見ていくよ。
そんじゃねー
Ken