【等式・不等式】2種類の「関係を表す式」を理解する方法

 

「関係を表す式」にはたった2種類しかない??

こんにちは、この記事を書いているKennyです。銭湯で汗を流したい気分です。

 

中学1年生で勉強する「文字式」もいよいよ終わっちゃいます。文字式というヤッカイな単元が終わってせいせいしますね?? 今日で文字式の記事は終了です。

関係を表す式 等式 不等式

だがしかし、今日勉強する「関係を表す式」は今までの文字式とはひと味もふた味も異なります。

今までは、

文字を使って「計算」を表していました。たとえば、3x+yといった感じ。もしxとyに数字を入れたら「式の値」を求めることができましたね??

今日、この文字式の最後の単元では、

文字を使って「関係を表す式」をつくってみます。

つまり、単なる「計算」ではなくて「関係を表す式」だということ。

この点に注意してくださいね。

 

 

「不等式・等式」という2種類の「関係を表す式」

中学1年の数学で勉強する「関係を表す式」には以下の2種類存在しています。

  1. 等式
  2. 不等式

「関係を表す式」とは「右と左の式」の値の関係を表わしている式です。「関係を表す式」で左側の式のことを「左辺(さへん)」といい、右側の式のことを「右辺(うへん)」と呼んでいます。

左側にある式が左辺、右のやつが右辺。わかりやすいですね!

そんで、左辺と右辺の間には「等号」か「不等号」が挟まれているんです。「等式」の場合は「等号=」が、「不等式」のときは「不等号 <>」が挟まっています。

関係を表す式 等式 不等式

2つの「関係を表す式」である「等式」と「不等式」について詳しくみていきましょう。

 

等式の意味とは??

等式とは、

2つの数量が等しいこと示した式

です。「左の計算式(左辺)」と「右の計算式(右辺)」の値が等しいということを意味します。等式では左辺と右辺のあいだに「等号=」を間に挟みます。たとえば、

6x-8と、

4y+3という2つの文字式が等しいとします。この関係をを等式で表現したとしましょう。すると、この等式は等号「=」をはさんで、

6x-8 = 4y+3

となります。左辺と右辺の2つの計算式で「等号=」をサンドイッチするだけです。リアルな世界でサンドイッチをこねるよりカンタンですよね。

 

不等式の意味とは??

不等式とは、

等しくない、2つの式の大小関係を表した式

です。等式のときと異なり、2つの計算式は等しくありません。左辺が大きくなることもあれば、右辺が大きくなることもあります。

たとえば先ほどの例を再利用して、

6x-8のほうが、

4y+3よりも大きいことを表した不等式をつくってみましょう。「>」という不等号を用いれば、

6x-8 > 4y+3

という不等式が誕生します。みごとに左辺と右辺の文字式で「>」という不等号をサンドイッチしています。逆に、4y+3のほうが大きい場合は「<」という逆の不等号を使ってやりましょう。

不等式でつかえる不等号には次の4種類あります。

  • ≦(小なりイコール)
  • ≧(大なりイコール)
  • >(大なり)
  • <(小なり)

えっ。「≦」と「<」の違いがわからないですって?? そんな中学生のために「不等号の意味」についての記事を書いてみました。よかったら参考にしてくださいね。

 

等式も不等式もどーんとこい!

中学1年生の数学で押さえるべき「関係を表す式」は、

  1. 等式(=)
  2. 不等式(>, <)

の2種類だけ。上で解説した2つの意味を覚えれば大丈夫。どんな文字式の関係だって表すことができます。「関係を表す式」は次の章で勉強する「方程式」で大活躍します。今のうちに等式や不等式の使い方をマスターしておきましょう。

それじゃーね!

Kenny